昼休み


文芸部は部員7人だが、参加しているのは俺と優依だけだ。


なので、文芸部は俺と優依の二人の愛の巣(笑)状態だ。


部室の扉の鍵は開けてあるので、何時でも部室へ入れる。


俺と優依が付き合いはじめてからは、クラスメイト達に付き合っていることを気付かれないように、教室を別々に出て、お互い違うルートで構内を移動して文芸部で合流している。


一度、面倒だからと一緒に移動しようと提案したら「周りから茶化されて、冷静でいられる?」と問われて、クラスメイト達から『あの二人付き合ってるってさ』『根暗とぼっち、お似合いだよね』とか、考えてしまい。出来るだけ付き合っていることがバレないようにしている。


「いただきます」

「……いただきます」


二人でならんで、部室内のパイプ椅子に座りお弁当を長机に広げる。


運動部ではないが、体力作りでトレーニングをしているので、少し大きめの弁当箱だ。


優依は女の子らしい。赤系の色のお弁当箱で彩りが良い。


「では、あの!お願いします」

「うん、いいよ」


すっかり日課となった、アレをしてほしいと告げると、優依は嫌な顔をせずに頷いてくれる。

内心はどう思っているか分からないが、やってくれるのは、やはり嬉しい。


「はい、じゃあ」


優依は俺の弁当箱の中にある卵焼きを自分の箸で掴んで、


「あーーん」


と、俺に食べさせてくれようとする。

俺は頬を緩ませぬがら、「あーん」と口を開いてたまを食べる。


うん、至福の時間だ。


「可愛い彼女にあーんをしてもらう、最高!」

「じゃあ、次の私に」

「おう、任せろ」


こうして、数回あーんを行い。俺達は昼食を楽しんだ。中学時代は本当にぼっちだったから、今が楽しくてしかたがない。


「優依」

「なに?」

「勇気を出して、(おっぱいが)好きだって言って良かった」


俺の言葉に少し頬を赤らめ、何処か拗ねたように呟く優依。


「どうせ、おっぱい目当て」

「優依の照れ屋なところ、ちょっと拗ねたところも好きだよ」


一番好きなのは、おっぱいだがな!!


「睦月さんは変態だけど、おっぱいだけじゃなく、私も見て一緒に居てくれるから好き」

「ありがとう」


俺の頬が緩み自然に笑みがこぼれる。


「……ごはん食べたら、おっぱいまくらする?」

「もちろん!」

「なら、今日はブレザーとスクールセーターを脱いでおっぱいまくらしてあげる」

「なん……だと……」


優依の言葉に俺は固まった。


ブレザー、それは女の子が毎日着ることで、その女の子特有の芳しい香りを提供してくれる宝物!


だが、ブレザー越しでは、おっぱいの感触はかなり減ってしまう。その反面そのもどかしさが、もっと君のおっぱいを俺に押し付けてほしい!! と言う強い渇望を産み出すのでおっぱいに生きる物としては、欠かせない衣装だ。


料理に例えるならば、食前酒だろうか? 食欲を増進させる。会話を盛り上げる。

そう、ブレザーとは男女ともに抱き合うともどかしい感触が味わい深いのだ!


そして、スクールセーター。


女子の透けブラ防止の為の鉄壁の鎧!

冬ならば、長袖だが今はベストタイプを優依は着ている。


紺色の学校指定の物で、サイズも大きく、優依のおっぱいを常日頃守っている。


それ故に、ブレザーよりも、更に優依匂い。



いや、おっぱいの匂いが染み付いている筈だ!!


それを脱ぐ。


それはつまり、



透けブラを眺めながら、優依におっぱいまくらをしてもらえると言うこと!!


素晴らしい、なんて素晴らしいんだ!!


「優依」

「なに?」

「(おっぱいが)好きだよ。そして、ありがとう。俺の我が儘を聞いてくれて」


俺が優依のおっぱいをガン見しながら、言うと。


「睦月さん、出来ればおっぱいから目を逸らして、言ってほしかった」

「あははは、ごめん。無理」

「うん、分かってる」


俺は優依のおっぱいから視線を外し、優依の顔を見る。


「飯早く食べてしまおう」


俺の言葉にコクリと頷く優依。


ああ、おっぱいまくら、楽しみだ。


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