『55』 美脚の持ち主
1つ前のページ⤴『19』
「……こんにちは」
茶髪の女性は無言で会釈をした。
彼女のことは知っていた。
ファンであるということを、彼女には隠しておかないといけない。探偵が事件関係者に恋をしてはいけない。正常な判断が鈍ってしまう。
「私は探偵をしています、厭生 弗篤といいます。このたびのダンゴ盗難事件を軽く調べさせていただくことになりました。二、三、質問させていただきますが、よろしくお願いいたします」
「えぇ。わかりました。どうぞよろしく」
彼女が足を組みなおす。それだけで視線はそちらに向いてしまう。
いかん。俺は探偵。美脚などに目をそらしてはいけない。真実を見定めなくては。
◇選択肢
・ダンゴの注文について→『18』ページへ
・同席の男女について→『38』ページへ
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