第11話 気が付けば

「―――。……。時雨ちゃん?」


 女帝の声でゆっくりと目を覚まし、静かに体を起こす。

 私は……眠って、たのか……?


「何処か悪いの?それとも、疲れた……とか?」

「問題ない。だから「駄目。」

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