第9話 告白

放課後、りおと遊んだ。家にお邪魔させてもらい、お菓子を出してもらった。親はいなかったので少し悪い事をしている気分になってドキドキしていた。


「あのさ、三上とのことなんだけど」


僕は勇気を出して聞いてみた。


「なに?」


少し不機嫌そうだった。でも僕は、そんなのお構い無しに聞いた。


「もしかして元カレ?そんな感じがしてさ」


「うん」


また、素っ気なかった。


「好きだよ」


心の中で呟いたつもりだった。でも、口に出ていた。りおは驚いた顔をしてからすぐに答えた


「りおも好き」


少しのあいだ沈黙が続いた。そして俺の頭の中は、ぼーっとしていた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ぼく山田。 山田太郎 @gjpMw4mp

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る