閑話

やあ、みんな!俺はクラスメイトAだ!

メタい話をすると、今作の主人公とヒロインのクラスメイトで前の席に座っている。

俺も高校入学を機に、新しい生活が始まるとワクワクしていたが、いつの間にかブラックコーヒーを常時持ち歩くようになっていた。

そうなったのは、後ろの席の奴らのせいだ。

二人が無意識にイチャイチャしている一部始終を一緒に見てもらおう。




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「か、楓さん、ごめんって…」

「…は、恥ずかしくて死にそう」

どうやら、珍しく二人とも喧嘩しているらしい。今日はブラックコーヒーの両も減りそうと考えたところで、

「ま、まさか僕の写真を待ち受けにしてるとは

 思わなくて……」

「…う、うぅ」

「今度からスマホには触らないから!

 ゆ、許して?」

「…零人も私の写真待ち受けににしたら許して

 あげる」

「えっ、ええ?!そ、それはちょっと……」

「…じゃあ許さない」

「わ、分かったよ。じゃあこっち向いて」

「…いいからスマホ貸して」

「え?ちょっ!」

「…はい、チーズ」

「ちょっ!楓さん?!」

「…何?」

「いきなりツーショットはちょっと……」

「…嫌なの?」

「め、滅相もございません!」

甘い、甘すぎる………。

ていうか喧嘩してねぇーじゃねえか!

毎日ブラックコーヒー飲み続けて全く眠れないこっちの身にもなりやがれ!

つーか、この前よりも距離近づいてない?

何かあったのか?

と、こいつらの甘すぎる日常はこれだけじゃない。



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ある日の昼休み。

「わっ、楓さん寝てる…」

男子生徒がどこかに行っている間に、後ろの女子生徒は寝てしまったらしい。

俺はこの時チャンスと思ったさ。

久々に平穏に過ごせるかと思ったら………、

「うわっ、ほっぺたぷにぷに」

何を血迷ったのか、男子生徒が女子生徒のほっぺを触り始めた。

何回もつついたり、つまんだり、指の腹で撫でたり。

触られ続けて異変に気づいたのか、女子生徒が

ゆっくり体を起こした。

「…へぇ、そんなに私のほっぺた気持ちいいん

 だ……」

「か、楓さん?!起きてたの?!」

「…あんなに何回も触られたら誰だって起きる

 よ」

「ご、ごめん。いつも柔らかそうだと思ってた

 から。寝ている今ならチャンスかなぁ、と」

「…そんなに気になるんだ」

「そりゃぁ好きな人なら気になるでしょ」

「~~~っ!」

おいおいいきなり告白し出したぞ!

女子生徒のほうも満更じゃなさそうだし!

「…じゃ、じゃあ私にも触らせて」

「…え?」

「…それでチャラにしてあげる」

「そ、それくらいでいいなら……」

この後二人は終始お互いに触りあっていた。




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と、こんな感じだ。

これが毎日なんだから、甘すぎるのなんの。

当分席替えはないので、このままだろう。

これからも増え続けるブラックコーヒーに、

俺は静かに戦慄するのだった。





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今回はクラスメイト視点にしてみました。

相変わらずイチャイチャしてますね………。

と、今回の話よりもまずはお礼を。

今日起きて日間ラブコメランキングを見てみると、なんと9位でした!

びっくりしすぎて何度もスクショしてしまいました。

これは本当にいつも読んでいただいている皆様のおかげです。

本当にありがとうございます!m(._.)m

これからも精進致しますので何卒よろしくお願いします。

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