第12話 洗脳解除

 校庭には救急車と数台のパトカーが駐車されていた。

 校舎の中を激しく出たり入ったりする警官や救急隊員の姿は、それだけで子どもたちに事態が深刻であることを暗に語りかけ、緊張した空気を漂わせる。


(この前も、こんな感じのことあったなぁ……)


 今野が救急車に運ばれるまでの間、咲はクラスメイトたちの横で順番が来るのを待っていると、目の前の光景に既視感を覚えてため息を吐いた。

 子どもたちはここに連れて来られた理由がわからず困惑している。

 唯一頼りにしている校長は、なにかを待つように頻りに周囲を見渡して様子を窺っていた。と、その顔が親しい友人を見つけたように破顔する。

 視線を追うと、例の服装の男性がこちらに向かって来るのを発見した。


「お待たせしました。準備が整いましたので、こちらへどうぞ」

「どうもありがとうございます。それじゃあみんな、これから病院に行くから、順番に向こうに停まってる車に乗ってくれるかな?」

「え……?」


 想定外のセリフに子どもたちは凍りつく。だが前方にある数台の護送車と、その周囲でスタンバイしている例の集団を見るや、すぐに把握して青白くなる。


「な、なんで? どうして病院に行くの? 私どこも悪くないのに……」


 嫌な予感を覚えて女子生徒が呟く。当然の質問に校長は頷くと、生徒たちがこれ以上混乱しないよう、そこまでに至った経緯を伝えた。


「みんなは自覚がないかもしれないけど、君たちは秋津先生の洗脳で、頭がおかしくなっちゃったんだ。それを治すために病院に行くんだよ。今回は特別に病院がみんなの洗脳を解いてくれるそうだから、これから護送車で連れて行ってもらうんだ」


 ストレート過ぎる言い方に子どもたちは硬直した。だがその分よりリアリティが増し、これが夢ではないことを痛感させられる。


「護送車って……え、そこまで大事になるの? マジ?」

「真名ちゃんにかかれば、このくらいお茶の子さいさいなのですよっ」


 咲が呟くと、いつの間にか隣にいた真名がフンスと鼻を鳴らす。普段から同じ体験ばかりしていた咲は、今更突然現れた真名に驚くことはなかった。


「どーも、みんなこんにちは。ごめんね待たせちゃって。もう準備できたから、早速行こうか。大丈夫、すぐに元通りに治るから、なにも怖くないよ」


 親しげな調子で声をかけたのは、校長の横にいた男だった。秋津とは違い本物の誠実さを纏っており、どこまでも真っ直ぐな真摯さで溢れている。


「病院行くのはお前たちだろ! なんで俺が行かなきゃならないんだ!」

「そうです、私たちはどこもおかしくありません! 秋津先生を返してください!」


 しかし子どもたちはそう感じなかった。自分たちを異常者扱いし、今まで信じてきた秋津を奪っていった校長たちを、生徒たちは蔑みの目で睨む。

 通常であればこの反応は子どもならではの反抗とも取れるが、今回に限ってはその症例に当たらなかった。それはまるで認知症を受け入れられずに喚き散らす患者のようで、子どもたちが精神的にも思考的にも危うい状態にあることが窺える。


「きっとこの人たちは悪い電波に頭をやられちゃったんだ。憑りつかれてんだ。いつも秋津先生が言ってたじゃんか、鼻の中を石鹸で洗わないと穢れるって!」

「私たち以外本物の人間じゃないんだ。やっぱり秋津先生の言った通り、この世界みんな嘘なんだ。そうやって私たちを騙そうとしてるんでしょ!?」

「普段から動物の肉や野菜なんか食べてるから人格が歪むんだ。そうやっていつも俺たちを監視してたんだろ!? 知ってんだからな!」

「うわああああ嫌だあああぁぁ! 殺されるうううぅ! 誰か助けてええ! 捕まったら操られちゃううう! みんな逃げろおおお!」


 各々が叫びを上げると、生徒たちは蜘蛛の子散らすように逃げて行く。

 だが大人たちは動揺しなかった。

 あらかじめこうなることを予測していたのか、冷静に周りに目配せすると互いに頷き合って事に当たるため、一斉に散らばって子どもたちの捕獲にかかった。


「うわあああ離せえええぇぇ! やめろおおおおお!」


 早速やんちゃな男子生徒が捉えられ、盛大に悲鳴を上げた。

 男子は大人に抱えられると、大声を上げながらめちゃくちゃに暴れ回る。相手の腕を叩いたり噛みついたりし、腰や足を蹴って仰け反った。

 それでも相手の拘束を破ることはできない。服の中にボディーアーマーでも着込んでいるのか、どれだけ攻撃を加えても相手を怯ませられなかった。

 抵抗も空しく男子は護送車へと運ばれていく。その先ではすでに捕まった生徒たちが詰め込まれている最中だった。


「ここから出せえぇ! 誰か助けてくれぇ! 殺されるううぅぅっ!」

「ち、しきの、礎に……司る、民ー……我が母校、にぃ、昇る……誓いの、暁ー……」

「いやだ、お願い頭の中をいじくらないで! このままがいいっ。せっかくいい子になれたのに元に戻さないでよぉ!」

「あの人たちを助けてください、悪いものに頭を操られちゃってるんです。お願いします神様、この人たちを救ってあげてください、お願いします……」


 護送車の中は無法地帯のようなほど救いのないカオスな状態だった。

 興奮剤を打たれた動物のように窓を叩く子や、集団で固まって虚ろな表情で校歌を口ずさむグループ、頭を抱え込んで小さく丸まりながら目を瞑って神に祈る者。

 この世のディストピアを体現したような、目を覆いたくなる悲惨な現実に、咲は精神的なグロテスクさを感じて吐き気を覚えた。


「マインドコントロールって、ここまで人を変えちゃうの……? こ、こんなに酷い状態になっちゃうなんて……」

「その点メスっ子真名ちゃんの能力は凄いよね。人をここまで狂わせないし、完璧に人を操ることができるんだから、超一流だもんね!」


 褒めろと言わんばかりに激しく自己主張する真名。しかし今の咲には、なにかしらの反応を返す気力はなかった。その結果無視を貫くこととなる。


「ごめんね南条さん、遅くなっちゃって。最後になっちゃったけど、救急車の用意ができたから一緒に行こうか」


 なんともいえない気色悪さに喘いでいると校長が声をかけて来た。顔を上げると、周りにも大人たちが集まってこちらを心配そうに見つめている。


「一人で立てる? 体が苦しいようなら手を貸そうか?」


 息を切らす咲に、例の謎の集団の一人が優しく声をかけてくる。救急車の方には、同様の服装の人が運転席に乗り込む姿があった。

 どうやらこのグループの正体は救急隊員だったようだ。

 相手の正体がわかると咲はようやく安心し、気持ちを落ち着かせる。それから小さく深呼吸すると、弱々しく首を振った。


「立てるので大丈夫です、ありがとうございます」


 お礼を言うと、咲はふらつきながらもなんとか立ち上がった。

 体の痛みは薄らいでいたが、代わりに船酔いのような気持ち悪さを覚え、ゆっくりとした足取りで救急車に向かう。


「病院に行ったあと、一応みんなと同じように検査も受けてくれるかな? もしかしたら君も、みんなと同じようにマインドコントロールを受けてる可能性があるから。といってもまあ、君は見た感じ大丈夫そうだけどね」


 後部座席に乗り込んで腰を落ち着けると、あとから乗り込んできた隊員がそんなことを言ってきた。

 隊員の言った通り、咲に洗脳による後遺症の心配はないだろう。真名の精神操作さえ聞かない体質なのだ。それと比べれば秋津の精神支配など陳腐に過ぎる。


「はい、わかりました」


 咲もそのことはよく理解していた。その上で返事をする。隊員はそれを確認すると満足そうにうなずき、後部座席閉めた。すると車体が動き出す。

 救急車はサイレンを唸らせると校門を通り抜け、半狂乱になった生徒たちを乗せた護送車とともに、病院へと向かったのだった。


       ◇


 物事は過ぎてしまえば去っていくのは早く、咲はあの事件からもうすでに一ヶ月が過ぎたことが未だに信じられなかった。記憶を探り起こせばつい先日のように思い出せるのに、今のクラス内にはそのときの面影は完全に消えている。

ともすれば当時の記憶を持っているのは自分だけなのではないかという錯覚に陥り、 別世界に来てしまったかのような不思議な感覚になったが、それもいつも通りの日常が返ってきた安心感を噛み締めればどうってことはない。


「おい次俺の番だろ! 抜かすなよ!」

「早く早くもう先生来た! 貸した漫画早く返せよ!」

「コラ、もう授業のチャイムなったでしょ! 早く席に着きなさいっ」


 喜怒哀楽の飛び交う教室の中、担任教師の雷が各地で落ちる。だが子どもたちは触れたら火傷しそうな怒りの炎をものともせず、思い思いに騒ぎまくった。

 先週まで規律正しかった生徒たちの姿はいったいどこへやら、今ここにいるのは大人一人では到底手のつけられない、やんちゃな子どもたちしかいない。


「まあ、これが普通なんだよね……」


 鬱陶しいと思いつつ、平凡な日常の再訪に胸が落ち着くことに複雑な気持ちになる咲。

 秋津によってクラスメイトたちの心の奥底に根付いた洗脳が解けたのは、病院に連れて行かれたその日だった。

 特別洗脳を受けていなかった咲はすぐに返されたが、あのあと生徒たちがどのような施術を受けたのかはわからない。これだけ回復が早いとロボトミー的なものを想像してしまいそうになるが、その不安はすぐに拭われた。

 どうせ子どもたちの驚異的な回復も真名の仕業だろう。真名と関わることが多くなった昨今、そう考えるのが自然で道理にかなっていた。


(これで、本当によかった……よね?)


 それでも咲は、荒療治とはいえ一時期は善良になったクラスメイトたちが洗脳を解かれたことで、元の聞き分けの悪いクソガキに戻ったことが正しかったのかと、時々不安に駆られることがある。

 特にそれを感じたのが、休み時間にトイレに寄ったときだった。


「きゃっははははクッサ! やだもー汚ぁ~い」

「ちゃんと掃除しといてよね。みんなが使う場所なんだから」

「ばぁ~いばぁ~~い!」


 見覚えのある女子たちが、あくどい笑い声を上げながらトイレの中に手を振って出てくる。雰囲気からなにがあったのか察した咲は、中を覗いたら嫌な気持ちになることをわかった上で、それでも放っておけずトイレに入る。

 だが咲が受けたショックは、予想以上に胸を抉るものだった。


「ひっく……ひっく……うぅ」


 女子トイレの一番奥。頭からずぶ濡れになった新田が、茶色と黄色の混じった汚水の中でへたり込み、成す術もなく声を押し殺して涙を流していた。その髪の毛や全身には消化しかけの食物や茶色い固形物がべっとりと塗りたくられている。

 ツンとした刺激臭が鼻孔を突くと、咲は思わず両手で鼻を塞いだ。足元に散らばった茶色い固形物や吐しゃ物は視界に入れ難く、胃液や腐敗したようなアンモニア臭を肺に入れたくなくて意識的に呼吸を止める。

 なによりもショックだったのは、この悍ましい被害に遭った人物が、ようやく虐められなくなったと心の底から喜んでいた新田であるという現実。


「あのときは……みんな、いい人たちだったのに……」


 消え入りそうな声に咲はバッと顔を上げる。その言葉はとても重苦しく、咲の両親をズタズタに切り裂いた。


「どうしてなの……? やっと、虐められなくて済むと思ったのに……みんなも元に戻りたくないって泣いてお願いしてたのに、なんでこんな酷いことするの? 酷い……酷いよぉ……ッ!」


 思いの丈を曝け出すと、新田は息も絶え絶えに落涙した。

 一人では抱えきれない罪悪感に、咲は今にも新田の傍によって土下座をしたい衝動に駆られる。だが衛生観念が咲をそれ以上先に近づけさせなかった。

 汚物の海で溺れている新田を前にして、清楚感が生存本能の如くその先に進むことを拒んで、どうしても足が竦む。その一歩を踏み出せない。


「ま……待ってて! 今先生を呼んで来るから! それに私誰がやったかなんとなくわかるから、それも一緒に伝えてくる!」


 結果咲が出した結論は、その場から逃げ出すことだった。


(なんで、なんでこうなるの!? この前までだった十分に地獄だったのに!)

(あのイカれた授業でみんな苦しんで思考を洗脳されて、やっと元に戻ったのに、どうしてまたこんな酷いことになるの!?)


 自分に言い聞かせるように頭をフル回転させながら、咲は廊下を全力疾走する。

秋津の一件の解決によって齎されたのは、すべてが元に戻ったことでより鮮明になった、日常に潜む闇だった。

 久方ぶりの生活でまざまざと見せつけられた現実は直視しがたく、よりこの世界がどれだけ陰鬱であるかを物語る。その事実は咲に途方もない衝撃を与えた。

 ともすれば、まだ秋津が洗脳していた頃の方が誰も悪意を持たず、人が誰かを傷つけることは起こらなかったのではないかと信じてしまうほどに――


(あいつが捕まったのは正解だった。少なくとも間違ってない! だってあんなの児童虐待じゃん! あいつは自分に都合のいい世界を作ろうとみんなを操ってたんだよ!? 悪いことをしてたから捕まったん――)

「あ!」


 アイデンティティを保とうと心の中で言い訳をしていたときだった。奥にある曲がり角で、丁度角を曲がった教師の後ろ姿を発見する。


「先生来てください! 新田さんがトイレで酷いことに!」


 咲は教師が消えて行った角を勢いよく曲がると、大声で呼び止める。

 教師は血の海に染まった廊下に倒れて呻いていた。


「え?」


 なんの前触れもなく非日常へ突き落されると、咲は理解が追いつかずその場に立ち尽くした。そんな咲の前には血塗れのナイフを持った男がいる。

 その人物にはまったく見覚えがなかった。上下は黒い服とズボンで揃えられ、深く被ったキャップも黒だった。唯一色が違うのは足元のスニーカーだけ。

 手元はもちろん、顔や服にも大量の返り血を浴びており、ここに来るまでの間に何人か手にかけてきたことがわかる。


「きゃああああああああ!」


 突発的な悲鳴が空気を引き裂く。お陰で咲はようやく正気に戻った。よく見ると奥の方では生徒たちが逃げ惑っており、数人の教師たちがこちらを睨んでいる。

 なにからなにまでが理解の許容を遥かに超えていた。

 唯一理解できるのは、目の前のナイフの男と自分が向かい合っていること。


「いたぞあそこだ!」

「マズい、子どももいる!」


 向かいの廊下の奥から複数人の警官が現れた。その手には拳銃を持っている。

 いよいよ現実味が増してきた。それでも咲は動けずに硬直する。


「なにしてんだ早く逃げろ! そいつから離れるんだ!」

「!」


 警官の一人がこちらに怒声を飛ばした。怒鳴りつけるような勢いに咲はようやく正気の戻ると、急いで後ろを向いて眼前の男から離れようとする。

 そんな咲の襟首を、後ろから伸ばされた男の手が掴む。


「あ!」


 それは一瞬のことだった。男は咲の首をホールドすると、そのままこちらに銃を構える警察の方に振り返る。そして全員に見せつけるようにしてナイフを振り被ると、切っ先を咲の胸元に向けた。


「咲ちゃん!」


 走馬灯にも似た、長いようで短い一瞬の停止した思考の間に、聞き覚えのある声が響いてくる。

 強制的に振り向かされた廊下側、銃口をこちらに向ける警官たちの後ろに真名の姿を捉えた。その手には、すでに振り下ろされたステッキが握られている。

 立て続けに銃声が鳴った。それまで正常だった鼓膜は一気に音を失い、代わりに頭の中からキーンと耳鳴りが響くと、咲を捕まえていた男が激しく痙攣する。

 次いで首元で固められていた腕から力が抜けた。手に握られていたナイフは繊細な音を立てて廊下に落ちると、あとを追うように男が倒れ込む。


「あ、れ……? 今俺は――」

「おい、確保だ! あの子を避難させろ!」


 発砲した警官たちは、まるで思考に一瞬の空白が生まれたかのように呆然とする。だがすぐに倒れた犯人と咲を見つけると、二人へと駆けつけた。


「君、大丈夫!? どこも怪我はなかった!?」

「犯人の死亡確認……はあ、危うくもう一人被害者を出すところだった」

「こっちはまだ息があるぞ。早く救急車を!」


 咲に怪我の有無を聞く一方で、他の警官たちは男の死亡を確認すると、これまで張り詰めていた緊張が切れて大きく息を吐いた。そしてすぐ傍で血を流して倒れる教師の生存を確かめると、迅速に対応する。

 すぐ後ろの方では駆けつけた教師陣が急いで子どもたちを避難させていた。その中には泣いている子もおり、廊下はざわついている。


「ふぅー危ない危ない。危機一髪だったねー咲ちゃん……あれ?」


 目前で人が死んだにも拘らず真名は能天気に言うと咲に声をかけた。が、腰を抜かしてぺたりと床に座り込む咲を見るや、異変に気づいて首を傾げる。


「ハア、ハア、ハア――ッ!」


 咲は荒い呼吸を繰り返すと、鍵爪の形にした両手で顔全体を覆ったまま、カタカタと震えていた。目を見開いたまま大きく口を開け、額にびっしりと汗の粒を浮かべる。


「う、うぅ……うううぅぅぅ……っ!」

「あれぇ? 咲ちゃーん? おーい」


 しかし真名はそんな様子には気にも留めず、相変わらずマイペースで何度も咲を呼びかけ、終には顔の前で手をひらひらさせたて注意を惹かせた。


『速報です。男が侵入した小学校から、立て続けに発砲音がしたとの情報が入りました。警察の調べによりますと、ここ最近の事件を起こした多くの容疑者たちは、先日逮捕された秋津克之容疑者に過去に特別教育を受けた経験があることが明らかになっています』


 そんな中、テレビを使った上映授業の途中だったクラスがあったのか、どこかの教室でニュースの音が微かに響いて来る。


『全国の病院では洗脳被害者たちのマインドコントロールを解く治療が行われ、病院側はすでに全員への治療は終わり、洗脳は解除されていると発表しています。その矢先に起こった洗脳被害者たちによる相次ぐ事件ということで、警察はいずれも集団洗脳と関りがあると見て捜査を進めており――』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

お騒がせ真名ちゃん 智二香苓 @57pt6mj

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ