第3話朝から諾


そんな感じに朝の恒例行事をすました縫は、朝食の準備をすることにした。


しかし縫も星子も料理がとても苦手だ。縫は火を扱う事が出来ないし、星子にいった別に料理が出来ない訳じゃない。ただ料理にずっと集中することが出来ないのである。


肉を焼いていたらと思ったらカエルを追いかけ始めたり。危うく火事になりかけた。


まぁあいつが料理したいと言ったのは俺が苦戦している姿を見たからだしなー。気まぐれだししょうがないか。


そんな中で朝食が作れるはずがなくコンビニの弁当などで生活している。バイト先から廃棄を貰えることもあるがほとんど中身は変わらない。


『え~!それ身体に悪い成分ばっかり入ってるやつじゃん。私の身体は繊細なんだよ。』と机で待っていた星子は不満げにこちらを見ている。


『今までばくばく食べてきただろ。』と星子の抗議を無視して机に星子のハンバーグ弁当を置いた。


『わかってないなー。最近のトレンドなのにねー。』と聞こえた気がしたが縫は気にせずに星子の正面に座った。


もしかして最近の健康ブームのことか?


最近ヘルシーな弁当がブームになっているらしい。そのせいか高カロリーの物が売れ残りやすくなったと先輩が言っていた。


もしかして、星子もなんなかの健康志向ブームに興味を持ったのだろうか。と思い星子を見てみると普通にばぐばく食べていた。


流石にさっきの会話の意味はなんだったか気になり何か言いたかった。


しかし、今日は朝から体から少し汗がでるくらいに暑い。


要するにめんどくさいからツッコムのを止めた。


縫はしばらく幸せそうな顔をしている星子を見ていたが食べ終わる前に


立ちあがった。


その姿を見て『ん?さっきいくのー?』とまだ半分くらい残っている弁当と共に顔をあげた。


『あー、うん。なんかD組だけ早くこいとか言われてるだよね。』と学校に行く準備をする。


うちの学校は私服が許されている学校のためいつもの服に着替えた。


『いっも思うんだけどさ』と縫の着替えている所に話しかけられる。


『そんないかにも怪しいオーラ出している服で風紀委員に何も言われないね』と言った。


『そんなガスマスクしていってさ。』

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