第19話 浜大津より愛をこめて

さてさて、塔に入ると、トビラがあった。カギがかかっている。金庫の鍵がないと開かない。金庫の鍵はメリーネが持っていたはずだ。と、そこに、都合よくメリーネ姫が現れた。

「カギちょーだい」

「そう簡単に渡すわけにはいかない」

「メリーネ姫って、まだ純潔なの?」

「そ、そうだけど」メリーネは答えた。

「ねえ、気持ちいい事してみたくない?初めはちょっと痛いけど、とっても気持ちいいよ。」

「ゴクッ」メリーネ姫は少しの沈黙の後、答えた。「……やる。」

メリーネは服を脱いだ。メリーネの乳首はきれいなピンク色で、下半身は白い肌に黒々としたヘアが萌えていた。

「さっ、寝て、脚を開いてごらん。」

メリーネは仰向けに寝て、脚を開いた。メリーネの恥部が見える。小陰唇はピンク色で、少し濡れていた。

オイ!何度言ったらわかるんだ。もうそのテの話はやめろと言っとるだろ。

スマンスマン。とっても書きたいけど、ここはガマンしよう。とにかくメリーネは「ひと夏の経験」をした。

「まさに『姫はじめ』だなあ」

つまらない駄ジャレはおいといて、女になったメリーネ姫が仲間になった。カギを開けて、中へ入った。

「しかし驚いたなー。初めてのセックスで潮まで吹いちゃうんだもんなー。やっぱり姫はただ者じゃないなー」

まだそんな事を言っているのか、リャンメンターツ、じゃなかったリュンメンターシはそう思ったが、言わなかった。自分もやりたかったが、しかし言わなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る