第一章 【死神少女】:第7話

◆◆◆


「まあまあ、大切なのは時間の長さじゃなくて中身ですから」

「え?」


得た時間の使い道など考えず、ただひたすら寿命を搾取して長生きすることしかなかった私にとって。


彼の寿命の使い方は、全然理解できなかった。


だけど――、何故か。


その彼の姿を尊いと思ったから。


もう少し、彼の生き方を見てみたいと思った。


「そういうわけでよろしくお願いしますね!あ、取引したいなら引き続き受け付けてますので!」

「お前を追い出したい」

「寿命200年いただきます!」

「ふざけんな」

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