ぶつかり合う二人

彰吾と愁人は中庭で拳をぶつけ合っていた。

互いの力をこんな場所で確認するとはどちらも予想はしていなかったはずだ。互いの動きに少しばかり動揺が見える

「たあっ!!」

「ふんっ!!」

二人は校内から自分たちの乱闘を見物している生徒たちを気にも留めず、己の筋のために戦う。

攻撃を仕掛ければそれを交わし、反撃をすれば受け止め、ものすごい気迫が中庭で渦巻いていた。

「はあはあ・・・」

「はあはあ・・・」

愁人と彰吾は一通り戦い終えると、息を切らしながらお互いを見つめあう。

体内に蓄積された霊力によって、体の代謝が一時的に作動し汗が流れその汗が地面にぽたぽたと垂れていく。

こんな感覚は何年ぶりだろうか・・・

愁人は汗をぬぐうと目の前にいる彰吾に問いかける。

「はあ、彰吾殿・・・俺は何度だっていうぜ・・・あんたは間違っている。あの子を殺すことは決して正解なんかじゃないっ!」

それを聞いた彰吾は歯をかみしめ反論をする

「そんなの・・・初めっからわかっている!!・・・でも・・・こうでもしないと世界は・・・」

彰吾は下を向き拳を握りしめる。

しばらくの沈黙の後、彰吾は顔を上げ愁人の語る

「愁人・・・君にはわからないよ・・・白命郷に来る前から霊神力を授かった君には、悪夢を目の前で見てきた俺達の気持ちなんてわかることが出来ないんだ!・・・・」

そんな彰吾に愁人は反論する

「悪夢だと?はっ、そんなもの、俺は嫌というほど見てきたさ・・・だから俺はそんな悪夢を根絶やしにするために、今!あんたの目の前にいるんだ!!」

愁人の主張に彰吾は声を荒げる

「だったら!悪夢を根絶やしにしたいんだったら、俺の気持ちを分かってくれよ!!愁人隊長!!」

彰吾はそう言いながら拳を愁人に向かて突き出す

バンッ!

愁人はそれを拳で受け止め口を開く

「本当に悪夢を根絶やしにしたいんだったら・・・その殺気を向けるのは時野木葉じゃなく、あの子の護衛・・・志月隊長が率いる0番隊の方だ!!」

そう言うと愁人は拳を払いのけ彰吾に蹴りを入れる。

彰吾はその蹴りを腕で受け止め反論する。

「0番隊・・・なんだそりゃ・・・」

「黒の主があの子を器にするべく護衛に向かわせた団体だ。話によるとそいつらは主に死者蘇生を授けられて、今この学校に潜伏しているみたいだ」

その言葉に彰吾は目を見開く

「死者・・・蘇生・・・」

「ああ、そうだ。あの主が護衛を向かわせるほどだ、恐ろしい生命体となって今もあの子の近くにいるかもしれねえ・・・」

愁人はそう言うと足を下ろし上を見る

愁人の目線によって、戦いを見物していた生徒たちは一斉に窓から顔を引っ込める

「あの生徒たちの中に紛れ込んでいるかもな・・・俺はそいつらを1人残らず潰すためにここまで来たんだ」

愁人は彰吾の方を向いて説明をしたが、彰吾は顔を下に向けたままだった。

「だから、こんな戦いをするのははっきり言って無意味なんだ。それに念を使って戒に連絡を取り、戒は明日音姉ちゃんは連れてこの学校に向かってるみたいだ・・・俺たちが力を合わせれば0番隊や、黒命郷の主だって!・・・」

「無理だ・・・」

彰吾は愁人の笑顔の説明を聞いてボソッっと声を漏らす

「は?」

愁人は聞き返す

見て見ると彰吾の体は小刻みに震えて、目は先ほどよりも大きく見開いている。

「そんな・・・俺達とは正反対の、死を超越したものと戦うなんて・・・・俺には・・・俺にはそんな覚悟はない!!・・・」

彰吾は愁人に背を向け校内に再び戻ろうとする

ガシッ

しかし愁人は戻ろうとする彰吾の腕を掴みそれを阻止する。

「あんた!・・・俺の話聞いていたのかよ!?・・・俺たちが今するべきことは0番隊の・・・」

「できるわけないだろ!・・・悪夢を起こした張本人のあいつが造り上げた生命体だぞ!?俺たちが束になってもきっと・・・」

彰吾の情けない発言に愁人は怒りを覚え、掴んでいた腕を思いっきり引っ張り前を向かせる

「なんで俺の言ってることを理解しようとしないんだ!!この、分からず屋!!」

バキッ!

愁人は彰吾の顔を殴った。

彰吾は愁人に顔を殴られると涙目で顔を戻し愁人に答える

「お前こそ・・・なんで、俺の悲しみを分かろうとしないんだよ!!」

バキッ!!

彰吾は愁人を殴った。

しかし、彰吾の拳は悲しみが込められていてその証拠に彰吾は涙を流していた

「俺だって・・俺だって本当はこんなことしたくないさ・・・あの子には生きていてもらいたいよ、だって・・・あの子は被害者なんだから・・・でも・・・でもあの子を殺すことしかもう・・・」

彰吾がそう言うと愁人は笑いながら顔を元に戻す

「ははは、悪いけど、あんたの考えていることはこれっぽちだってわかんないや・・なんせ俺は・・・」

愁人は目を閉じる

「愛くるしい、坊やだからな!!」

目を開けた愁人はそう叫ぶと同時に姿を消した。

「何!?」

「消えた!?」

彰吾と戦いを撮影している真紀はスマホを片手に驚きの顔を見せる

「どこだ?・・・どこに行った!?」

彰吾は辺りを必死に見渡す。

「ぐっ!・・・」

その時彰吾は、何者かが自分の背後を取り押さえた感触に見舞われた。

彰吾は瞬時に察する

「そうか・・・お前・・・消を!・・・」

消によって姿を消した愁人は彰吾の問いに返答する

「ああ、あんたにはうろうろされてもらっては困るからな・・・大人しくしてもらうぜ!」

愁人の腕の力がより強くなる

「・・・あの人、一人で何やってんの?・・・パントマイム?てかもう一人は・・・」

2階の廊下で真紀はそんなことを呟いていた。

「・・・愁人・・・悪いけど・・・俺には俺のやり方があるんだ・・・邪魔するなら容赦はしない!!」

そう言うと彰吾も姿を消した。

「アンビリーバボ!?」

真紀はそれをみて再び驚く。

「安藤!何やってんだ!!早く避難しろ!!」

生徒を誘導させている教師は、そんな真紀を体育館に避難するように叱った。

「そうか・・・あんたも・・・」

彰吾は愁人の腕を払いのけ後ろに思いっきり蹴りを入れる

「うっ!・・・」

愁人は彰吾の蹴りを見事にくらい、苦痛の声を出してその場に倒れこむ。

愁人と彰吾は互いの姿は見えないままだったが、互いの霊力の気でどこにいるか探るのはどれほど容易ではなかった。

「頭を冷やせ!!」

「そっちこそ!!」

二人は姿を消して再び乱闘をし、時には霊力の乱用を防止するため姿を現し、時がたてばまた霊力を使い姿を消したりして戦いを繰り広げていた。

バゴンッ!ガキンッ!

中庭には不釣り合いな激闘の音が響く中、改は魂を片手に2階で二人の戦いの姿を目視して笑う

「何やってんだか、あのお二人さん。あぐっ」

そういいながら改は持っていた柏木の魂にかぶりつきながら1階に降りる。

「はあはあ・・・消!!」

「同じく、消!!」

二人は再び姿を消し透明人間になると再度激闘を繰り広げる。

姿は見えずとも、互いの心に抱いている信念だけはメラメラと、赤と青の炎で燃え盛っているようにも二人には見えた。

「つぁあ!!」

「くっ!!」

愁人と彰吾はお互いの体を掴みあう。

両手に力が入り皮膚が避けれるほどの圧力に二人は負けず互いをにらみあう、彰吾と愁人の体は一瞬姿をあらわし自分たちが必死の形相で相手とぶつかり合っているということを再認識させていた。

「・・・なあ、愁人。頼むよ・・・俺の意見に同意してくれ・・・」

彰吾は必死の形相から悲しみの表情に顔を変え愁人に訴えかける。

「今が好機なんだよ、絶好の好機。あの子を殺せばあの子はもう器としての機能を失ってしまう・・・そうすれば、奴の計画だって全て粉々に!!」

愁人は彰吾のしつこすぎる言動飽き飽きしながらも返答をする

「それじゃあダメだって何度言わせんだよ!!そんなことをしたら俺たちもあいつらと同じなんだ!!・・・・」

愁人は過去の記憶を思い出す


そこは自分が10年前黒命郷に迷い込まれた木葉を救うべく、結界を破って侵入した黒命郷の常害豪。薄汚れた暗さと、鼻の奥をつくような異様なにおいは、その後10年間もその常害豪で囚われることになる愁人にとっては慣れないものであった。

「はあはあ・・・クソっ!!」

愁人は血で染まった兵士の服を着たまま常害豪の中を彷徨っていた。

タッタッタッタッタッ

愁人が進んでいる奥の廊下から常害豪の看守たちの足音が聞こえてきた

「やっべ!・・・」

愁人は右手にある細いわき道に身をひそめる

「おい、いたか?」

「いや、こっちには来ていない・・・」

「あの深手だ、そう遠くに入っていないはずだぞ」

愁人は兵士たちの会話を隠れながら聞いていた。

「その通り・・・」

愁人がそうつぶやくと兵士たちはその場を去っていき姿を消した。

愁人はほっと安心すると今自分が忍び込んでいるわき道の奥に目をやった、その先にはほの暗いまるで、壊れかけの電球のような光が点灯しており、他の檻とは違う雰囲気を漂わせていた。

「なんだ?・・・」

愁人は外の通路に出たら看守に見つかるかもしれないという危険性よりも、この先の道に何があるのかという好奇心によってその奥に進んでいった。

「・・・うっこりゃひでえ・・」

愁人は思わず口元に手を当てる

そこにあった光景は先ほど自分が見てきた檻よりは、まさに墓場と呼ぶにふさわしいほどの暗いオーラを放っている牢獄がいくつか設置されていた。

鉄製の地面、機能しているかわからないほどのかすかの光でぼやけている蛍光灯、謎のうめき声。全部がこの空間をより一層不気味に彩っていた。

「・・・・・・」

カツ、コツ

愁人は怪しみながらもそのいくつかある檻に足を近づける

「おい・・・誰かいるのか?」

愁人が1つ目の檻に声をかけ時だった

ガシャン!!

「うあっ!?」

血走った目でこちらを見ている、自分と同じ死者というよりは化け元呼ぶに相応しいほどの肥満体の男が、乾いた涎まみれの顔で檻にぶつかってきた。

「くれ!!くれ!!もう4日も喰ってないんだ!!」

「な・・・なんだこいつ・・・くれって何をだよ・・・」

愁人がそう口にした時

「命だよ、少年」

男の声が自分のいる右から聞こえてきた。見て見るとその声の主はこの化け物がいる檻の二つ先の監獄にとらえられている囚人の様だった

愁人はその囚人に近づく

そこには40代後半の落ち着いた雰囲気で本を読んでいる細身の男が壁を背に目を閉じていた。

「命・・・どういう意味だそれ?」

愁人はこの男が先ほど言った言葉に疑問を抱き、男に問いかける

囚人は本を閉じると、つむっていた目を開け笑顔で口を開く。

「この黒命郷の者たちの好物・・・かな?」

愁人は言っている意味が分からずその男を見つめる

「ごめんごめん好物っていうのは間違えだ。正しくは・・・麻薬かな」

男は笑顔のまま説明を続けた

「麻薬って・・・それはほんとか!?」

愁人の必死な問いに男は頷く。

愁人は先ほどの黒命郷の主との戦いで見た異様なまでの戦闘能力や霊力の事を思い出す。

(もしかして・・・あいつの力も・・・)

男は愁人の血相な表情を見て不思議な顔をする

「なあ、頼む!もっと詳しく教えてくれ!!」

愁人は真剣な表情で囚人の男に悲願をした

「ごめんね、兵士さん。私も詳しくは知らないんだ。そう言うのは彼に聞いてもらってもいいかな?」

「彼?」

男は隣の檻、つまり愁人から見て左の監獄を指さした。

愁人は男に言われた通りその檻の中を見る。

「なんだ・・・これ・・・」

愁人はその光景を見て思わず声を漏らした

その監獄の中にとらわれている男は他の囚人は他の囚人たちとは違い、ボロボロの囚人服を着て、両腕には鉄製の鎖がはめられており、囚人と言うにはいけにえのような恰好だった。

「うぅ・・・ううう・・・」

男はまるで、うめき声のようなか細い声で自分の生存を主張した。

愁人はその男に多大なる不気味さを抱きつつもと声をかける

「・・・お、おいあんた聞こえるか!?」

その鎖でつながれている男は愁人の声に反応し顔を上げる

その時

シュン!!

「え・・・」

その男の顔を見た愁人はまるで、3d映像でも見ているかのようにいくつもの光景が脳裏に入ってきた。

小さな男の子がその両親と思われる父と母の3人で仲良く公園の道を歩いている様子や、平日の朝に仲睦まじく食卓を囲んでいる様子、そしてその父親が発狂してそれを見ておびえている子供を必死に抱きしめている母親の光景がそこにあった

「なんだ・・・これ・・・」

愁人は頭を抑えながらよろめきながらもその光景に目を向ける

次の光景は小さな子供とその母親が喪服を着て涙を流している光景だった。しかし先ほどの父親の姿はどこにもない。

いやいるわけがない、なぜならその葬式の上には先ほどの発狂していた父親の笑顔の遺影が飾られていたからだ。

その光景を見たとき愁人は全てを悟った。

「あ、あんた・・・もしかして!?俺の・・・」

愁人がそう言ったとき、その鎖で囚われている男は薄暗い監獄の中でにこりと笑った

「大きくなったな・・・愁人」


「頼んだぞ・・・私の自慢の一人息子よ・・・」

男はそう言いながら愁人に自らの霊力を託して消滅していった。

愁人はその男に触れていた左手を自分の顔の前まで持ってくると自身の体にみなぎってくる霊力に唖然としていた。

「この感覚・・・あの時と同じだ・・・」

愁人は白命郷に入る前の広地の出来事と、そんな自分の頭を軽くなでてくれた龍之介の笑顔を思い出した。

「・・・でも」

愁人は手を下におろし心の中で考える

(もし、親父の言っていたことが本当だったら、全ての元凶は・・・)

そう呟くと愁人はもぬけの殻となった目の前の監獄に目をやる。そこにはもう自分の父親はおらず空になった二つの鎖だけが地面に残っていた

愁人はその檻の中をしばらく見つめると両手を握りしめ心の中で誓った。

(親父・・・ゆっくり休んでいてくれ・・・あんたからもらったこの、新たな霊神力!絶対に無駄にはしない!!そして・・・)

タッタッタッタッタッ!

先ほどよりも大人数の足音が自分の背後から聞こえてきた

「いたぞ!!」

「貴様!白命郷の主に仕える2番隊隊長の愁人とお見受けする!!」

「貴様にもう逃げ場はない、観念しろ!!」

看守たちは大勢で愁人を囲み完全に愁人を捕らえる体制だった。

愁人は少し間を置きゆっくりと振り向く。

「え?・・・」

看守たちは一斉に口を開く

愁人はあっさりと両手を上にあげ無抵抗アピールをし、降伏をした

(この争い・・・俺が終わらせる)




愁人は10年前の思い出したくもない記憶を思い出すと顔を下に向き、彰吾に問う。

「・・・彰吾殿・・あんたさ、もし自分の父親が莫大な借金を残していったらその借金肩代わりするか?」

「は?」

彰吾は突然出された問題に疑問を抱く。

「俺だったら・・・」

愁人は腕に力を籠め顔を上げる

「喜んで、肩代わりするね!」

そう言うと愁人は彰吾を掴んだまま1階の職員室側の窓に彰吾をぶち当てる

「ぐっ!!・・・」

という音とともに窓ガラスの激しく割られる音が1階に響き、姿を消していた彰吾はダメージで消を解き、愁人も姿を現して割れた窓から校内に侵入をした。

彰吾は即座に立ち上がり中庭に変わって1階の廊下を舞台に愁人に構えをとる。彰吾も愁人に答えるよう自分が割ったガラスの破片が散らばっている中、構えをとった。

そして二人は再び乱闘を始める。

しかし、そんな二人の乱闘を中止させるかの如く1階の廊下の奥から男の声が聞こえてきた。

「おーおー派手にやってるねお二人さん!仲間割れなんて本当にあるんだな」

愁人と彰吾はその声のした方に目を向ける

廊下の奥で改と小野が並んでこちらに向かって歩いてきている様子がそこにはあった。

「お前ら・・・まさか!?」

愁人がそう言うと

「さっきお前が言った例の0番隊か!?」

と彰吾が愁人に問う。

その声に返答するよう小野が口を開く

「なるほど・・・どうやら我々の事はそちらでも確認が取れていたということか・・全く腹立たしい」

「え?俺達ってそんなに人気者だったってわけ!?うわ、やっべ!」

小野の発言に続くよう改は横ではしゃいでいた。

「くっ!!」

「ふっ!!」

二人はこちらに向かってくる改と小野に向かって構えをとるとそれを見た改が再度口を開く

「お、やるってか?いいね~そういう分かりやすいの、こっちは大歓迎だよ!!」

そう笑顔で言いながら改の肌は灰色に変色し、肌には血管と痣そして、髪は白髪に変わっていった。

「ここじゃあ下手に動けない・・・場所をかえさせてもらうぞ!!」

小野はそう言いながら改と同じように変貌し、ものすごいスピードで愁人に向かって行く。

ドンッ!

「うっ!!」

愁人の鈍い声とともに小野は愁人を掴んで奥にある1階の昇降口からグランドへと愁人を連れて行った。

「愁人!」

彰吾は今の一瞬の出来事を目の当たりにすると、鈍い声がした後ろを振り向く。

しかしもうそこには愁人はおらず代わりに、武蔵座に開けられた昇降口のドアがあるだけだった。

「こ・・・これが0番隊の力・・・」

彰吾がそう口を開いた刹那

「よそ見か?いいご身分だな!!」

改が後ろを確認している愁人に飛びかかってきた。

「なっ!?」

彰吾は突然の事に驚きながらも飛びかかってきた改の腕を捕らえて廊下の奥に投げ飛ばす

しかし改は体制を整え、見事地面に着地をし廊下の奥に後ずさる。

「やるじゃねえか、管理人さんよおっ!?」

改は顔を怒りの表情に変え、先ほどよりも勢いよく彰吾に向かって行く。

(0番隊・・・こいつらがあいつの作り上げた・・・!!)

彰吾は霊力を解放し、改に向かって構えをとった。

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