第122話 エルフは何が好みか知らないな・・・・

エウラリアと戻った僕だけど、


「ちょっと早すぎ!何でヤらないの!」




エメリナに怒られました・・・・何でだよ!


「そんな事を言っては駄目!ルドメロは、私達の事を想って・・・・思ってる?」


何故そこで疑問符?


「まあいいや・・・じゃあサクッと言っとこう!ヤる?」


はあ・・・・それしかないのかい、エメリナ。折角の美人が残念だよ。


「今日はしないよ?時間はまだまだあるだろう?」


「・・・・まあそうだけどさ。ま、今回は諦めるか。さ、何処へ連れてってくれるんだい?」


いつの間にか腕を絡ませ、まんざらでもなさそうなエメリナ。


うーん・・・見た目凄いんだけどね・・・こんな彼女がなぜ僕と?


そんな事を思いながら、ゲートを通過する。


「何処へ連れてってくれるのかな?」


かなりの年上だろう彼女にふさわしい場所って何処なんだろう?

結局分からないままだったので、ちょっと工夫をした。


とある洞窟。天然の。


「足元気を付けて。」


僕はエメリナの手を取り、進む。


「なあ何処連れてくんだ?暗くて何も見えないじゃないか?あ、もしかして誰もいない暗い場所でスるのがいいのか?」


何でこんな残念なんだエメリナ。


ま、それももう少しさ。


暫くして、目的の場所に到着。


「ここは何処かい?」


「まあ待っててよ。」


僕は収納からハンマーを取り出し・・・・


「ちょっと地面をたたくよ?」


思いっきり地面に打ち付ける。


どーーーん・・・・・


すると、辺り一面、細かい光が現れ始める。


まるで、ラ▼ュタのような・・・・



洞窟一面が、光り輝く星空に。


「なんだ・・・・これは・・・・?」


「どうだい?ある鉱石が含まれているとね、衝撃で光るんだよ。」


そして更に僕は、小袋を取り出し、中の粒を手に取り、一面に投げる。


すると・・・・まるで星が降ってるかのような・・・・


「生まれてこの方・・・・こんな綺麗なのは見た事が無いな・・・・」


エルフをして、無いのか。


まあそうだろ・・・・

因みに何をしたのかわからないように、ハンマーを出したけど、僕がスキルを駆使し作ったハンマー。


紫外線を照射するんだ。


そしてその補助の粒。


蛍石と言われる鉱石だね。


「エメリナ。君は美しい。」


「・・・・ああ、知ってる。」


「そして誰よりも自由を愛してる。」


「そうかな?」


「だけど、誰よりも自由じゃないね?」


「ある意味そうかな?」


「君は自由にふるまっているけど、本当は・・・・」


「それ以上は言わないの!」


エメリナはたまらず僕に抱きつく。


そして濃厚なキス。


・・・・まだ指輪渡してないんだけど?


僕無理やり引きはがし・・・・


「エルフの流儀は知らないけど・・・・エメリナ、僕と結婚してくれるかい?」


「・・・・いいのか、本当に?」


「・・・・ああ・・・・いいさ。」


「わかった・・・・ルドメロ、君を受け入れる。」


エメリナは手を差し出し、僕はそこに指輪をはめる。


まるで満天の星空で行っているかのような。


まあ、この世界の人々は、星空なんて見飽きてるだろうからね・・・・


そうそう、隠してるようだけど、エメリナは何か重大な秘密がある。


それが何かまでは分らないけど。


まあ、そのうち喋ってくれるだろう・・・・多分ベッドで・・・・

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