第114話 婚約者たちの困惑、そして
今、僕は4人の女性に囲まれている。
「ねえ、ずいぶん大きくなったじゃないの?もう私より大きいわね!それに・・・・随分と・・・・前は子供っぽかったけど、中々たくましくなったわね!」
フェメニーノ王国の第二王女のエウラリア姫ですね。
エウラリア・ガライ・アミエバ
フェメニーノ王国第二王女、御年20歳かな?かなりの美人さんです。スタイルも、以前と比べぐっと良くなっている感じです。
確か私と同い年だから。僕がもうすぐ20歳だからね。
「ええ、なんだか別人のようで少し怖いですわ、お姉さま。」
そう言う彼女はフェメニーノ王国の第三王女、デイフィリア・ガライ・アミエバ姫。
デイフィリア・ガライ・アミエバ
フェメニーノ王国第三王女、御年15歳かな?可愛い感じだけど、将来が楽しみな、そう、第二王女に似て、美人さんになる事間違いなし。スタイルはまだ子供ですから、これから・・・・2人ともほっそりです。え?15だからもう成人、大人扱い?
「まあいいじゃないか。おや?まじめな方の雰囲気かい?どっちでもいいよ、私は強い男がいいんだから。」
そう言ってるのはエメリナ・アマビスカ。エルフの女性。
ダンジョンで知り合った・・・・クラン”古の両翼”の副代表だった女性ですね。
エルフですが、かなりのスタイルの持ち主ですね。勿論お顔は、人間離れの美貌です。少し性格が・・・・残念?
「またそのような・・・・お久しぶりですね、ルドメロ様でいいのかしら?」
もう1人のエルフの女性、ローサ。
フルネームは知りません。
おっとりとした上品な女性。ほっそりしていて、あまり出るところが出ていません。そしてやはりとんでもない美貌です。
エルフの2人の年齢は知りません。かなりの時を生きていると思われますが。
そんな4人は、私と婚約中のようで、私の指にはまっている指輪と同じのをはめています。
「皆さんお久しぶりですね。私はその、人格が一度変わったと思いますが、そちらの人格ですよ。額の傷が治った後の。」
「なるほど、あのスケベなガキじゃないのだな!」
言う事言いますね、エウラリア姫は。
「まあまあ。あ、それと紹介したい存在がいましてね。サンペーと名付けました。」
「おおう!俺様はサンペーだ!皆久しぶりだな!」
4人はサンペーの姿とは初対面。何言ってんのって感じで見てますが・・・・
「あ・・・・あああ!何だあ?と思ったが、以前ルドメロに入ってたのはあんたか?」
エメリナさんが真っ先に気が付いたようです。
「どういう事ですの?」
ローサさんが尋ねます。
「あ、不思議だったんだ。ルドメロについて、魂のあり方がおかしくてな。本来の魂じゃない感じだった。今は本来の魂が入ってるようだが。で、そのサンペーとやらが元のルドメロだな。どうやって別の身体を得たかは知らんが。」
「流石はエルフですね。その通りですよ。」
そして僕は続けて言います。
「貴女方4人がルドメロと婚約した時の人格は、このサンペーでした。どうしますか?人格を取るか、身体を取るか。」
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