第83話 ライニール・ララインサル・・・・頼れる兄貴に相談するしかねえ!

「なあ糞兄貴よ、相談したい事があんだが・・・・?」


「ん?珍しいじゃないか!ルドメロの方から相談とか。」


「そう・・・・俺様思い出したんだよ!あのくそ国王が、俺様に触れる前に、俺様何してたかってよ!」


「で、何をしでかしたのかな?ルドメロは。」


「そう・・・・あれは俺様が・・・・いや、エウラリアだな、あいつが俺に抱きついてきやがってよ!あ、いや、デイフィリアもか・・・・」


「おいおい、今とんでもない名前が出たけど、確か第二王女と第三王女じゃなかったかい?」


「あ?ああ、確かそんな事言ってたっけな?まあいい・・・・デイフィリアが俺様の股間に身体をこすりつけてきやがってな・・・・これが思いのほか気持ちよくってよ・・・・俺様思わず気持ちよくってこう・・・・かくかく動いたんだが・・・・何やら俺様、お漏らしをしてしまったみたいなのだ・・・・臭うし、粘っこいし・・・・俺様このまま死ぬのか?」


「・・・・すまないが、僕の理解の範疇を超えてしまってるようだ・・・・ん?ルドメロ、額のひづ・・・・じゃない、傷はどうしたんだい?」


「あ?そういや・・・・消えてるなあ?誰かが何か言ってた気がすっけどな・・・・忘れた。」


「・・・・忘れたって・・・・じゃあ、他に何か変わった事はなかったのかい?」



「ああ・・・・髪の毛が突然伸び始めたぞ?」


(え??封印が解けた?まさか・・・・有り得ない・・・・どうやって?まだ早い、早すぎる・・・・)


「なあ聞いてっか?俺様の股間はどうしちまったんだ?」


(確かまだ精通してなかったはずだよな、ルドメロは・・・・)


「それはな・・・・子孫を残すために、男の股間から出てくるんだ。異常じゃない。」


「しょんべんみてえなもんか?」


「ちょっと違う・・・・気持ちよくならないと出てこないんだ。」


「まじか!じゃあまたデイフィリアに抱きついてもらわねえと気持ちよくなれねえな!」


「そういう事ではないのだけどね・・・・あ、まさかと思うけど・・・・それを国王陛下の目の前でやっちゃったとか?」


「お!よく分かるな!その通りだぜ!!」


「・・・・そりゃあ国王陛下としてみれば・・・・未婚の、それも自分の娘を目の前で抱きしめ、目の前で射精してしまったら・・・・普通怒るわな。」


「へ?しゃせい?なんじゃそりゃ?」


「他の女を抱くといい。娼館にでも行ってみるといいよ。」


「は!他の女なんぞ抱けっかよ!」


「そうかい?女性の身体はいいものだよ?」


「俺様もう間に合ってっからな・・・・これ以上増えんの真っ平御免だぜ!」



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