第68話 ワイバーンがどんどん出現していますよ?

99層は・・・・空飛ぶドラゴン?


”あんなのと一緒にするでない!あれはワイバーンだ!我のブレスで消えてなくなればいいのだ!”



ポチさんのブレス一発で、ワイバーンさんはあっさり全滅です。

ですが・・・・ポチさんやりすぎです。


「おいポチ!またやりやがって!あちいんだよ!違うブレスねえのか?」


”・・・・コールドもあるが・・・・”


「何だあるんじゃねえのか!今やれすぐやれはようやれ!」


”いいのか?冷えるぞ?”


「冷えるって・・・・冷えすぎたらもう一発あっちいの出せ!」


・・・・そんないい加減でいいのでしょうか?


そして・・・・ポチさん、少しは調節しましょうよ?


「おお?なんだなんだ?姫さん寒いぞ?このもらった下着と肌着、温度調節機能があるんだろ?何で寒いんだ?さっきは暑かったし?」


「ポチさんがやり過ぎたのですよ?」


「おおおおちぽぽぽちいいああああたたためめめろろろろろ」


”何言ってるか分からん・・・・少し弱めでやろう・・・・”


・・・・今度はちょうどよくなりました。


「あ、魔石が沢山落ちていますね?回収してきます。」


「私も手伝いますよ、デイフィリア様?」


ローサさんが手伝ってくれます。本当いい人・・・・いいエルフさんですね。


”ふん!もういいだろう?次に行くぞ!”


ポチさんは先に行きたいようです。


”好きにすればいいではないか・・・・次は我の出番だな?”


シロさんは何と寝てました・・・・


そしていよいよ100層です。


「本当に100層あるんだな!驚きだな!」


「ええ・・・・100層あるのでは?とは言われていましたが、まさか本当にあるとはですね。」



エルフさんも知らなかったようですね。


あくまで予想でしたから。過去は70層まで、と言うのがどのダンジョンでも最高記録でしたし。


そしていよいよ100層です。


「ここが100層?これで終わりなんか?特になんもなさそうだが?」


「仕方ないですよ、ルドメロ様。ダンジョンですから。さあ、開けますね?」



ルドメロ様が開けると全部ドラゴンになるので、入り口を開けるのは私の役目です。


「中々・・・・重いですね・・・・」


何とか開きました。


シロさんを先頭に、皆さん中に入っていきます。あ、待って下さい!置いて行かないで!


・・・・凄かったです。


20体のドラゴン・・・・


ダンジョンは、5層ごとにボスが出現するのですが、5層ごとに1体ずつ増えるのです。


10層なら2体、50層だと10体。そして100層は20体。


しかも・・・・キングです。最高ランクのドラゴンキング?


ドラゴンにも種類があるので、キングだけでは強さが決まらないのですが、それでもドラゴンですよ?


”ふん!キングであろうと所詮はドラゴンだ!我とは違うのだよ!”


ポチさんは言います。


ポチさんは・・・・エンシェントドラゴン・・・・ドラゴンの中でも最強の存在。

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