第4話 15歳になったので、教会に行く
「ルドメロ、今日はお前の誕生日だ、そして教会に行く日だ。」
「なにしやがんだクソ親父!放しやがれ!」
俺様は強要されるのが嫌なんだ!
「おお?じゃあ自分から行くってのかあ?」
何だ親父の、この勝ち誇ったような顔は!1人で行ってやらあ!
「ああ?教会ぐれえ、1人で行ったらあ!それに、いちいち指図すんなよ!」
俺は言い切った。言ってやった。遂に、あのくそ親父に。
「いい度胸じゃねえか、じゃあ行ってもらおうか?」
そう言われたはいいが、俺は家からほとんど出た事ねえんだよ!
チキショー!
結局俺は親父に付き添われ、教会とやらに向かった・・・・
なんだかうれしそうな親父の顔、気のせいか?
(やっとルドメロの奴が家から出てくれた。あいつは、馬車にはねられた後、顔に大怪我負ってから引き籠ってたからな。15で旅立たねばならぬこの掟、あいつには厳しいと思ったが、何とかなる・・・・か?)
・・・・
・・・
・・
・
教会:15になれば、祝福を受けに行く場所。スキルの発現等、ここでわかる。そして、冒険者カードを発行してもらえる。
これは自身に縛り付けられたもので、出し入れ自由。自身での書き換えは無理で、不都合な情報も自身では消す事ができない。但し、スキル等で見せたくない情報は、隠匿できる。
また、カードは今後、ギルドで使用。主に冒険者ギルドでだが、商館でも 使用可能。この場合、商館にて商業ギルド用の情報を追加する必要アリ。
また、大怪我や、大病を患った場合、教会での治療が可能。神が時々降りてくると言われている。
かくいう俺も、10歳の時にここに担ぎ込まれたらしい。まあ記憶にないがな。
そして・・・・う、受付は、綺麗なねーちゃんじゃねえか・・・・俺女の人って母と妹しか知らねえんだよ?
「ようこそ教会へ。あ、ララインサル様お久しゅうございます。本日はどのような御用でしょうか?」
受付のねーちゃん、親父に話しかけている。
「下の息子が15になったのでな、連れてきた。」
「まあ、ではこの子がルドメロ様ですのね、ようこそルドメロ様。」
ねーちゃんが俺に挨拶してくるので、俺は挨拶を返す。
「おう!宜しく頼むぜ、ねーちゃん!」
俺は母と妹にするのと同じく、手をつかんで引っ張り、抱き寄せ、思いっきり尻と胸を揉みしだく。うむ、中々の肉付きだな・・・・
一瞬あっけにとらわれた親父とねーちゃん。
ねーちゃんが先に我に返り、俺を突き飛ばし、
「何するんじゃこのエロガキ!」
バチッ!
俺の怪我してない方の頬に、モミジマークが思いっきり付いたのは言うまでもない?え?なんで?母と妹にはいつもやってるんだよ?
あー母は最初は嫌がってたけど、途中から大人しかったけどな。妹なんて、もう目を潤ませて・・・・
親父が俺をぶっ飛ばす。ウゴバゲ!
「おいコラ何しやがるんだ!いきなり見ず知らずの女性に、する事じゃねえだろうが!」
「いてて・・・・え?いつも母と妹にはしてるぞ?」
「あ!んだとてめえ!いつもそんな事してやがるのか?最近女どもの様子がおかしいとは思ってたんだ。クソガキがいっちょ前にエロくなりやがって!」
何がいけなかったんだ?
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