第3話 生まれ変わった先は

「ドロレス、よく頑張ったね、綺麗な顔をした男の子だよ・・・」


「そう、よかった・・・・見せて、まあ、本当、綺麗なお顔だ事。オスカルそっくりね。」


・・・・

・・・

・・




私の名前はルドメロ・ララインサル。現在10歳。



今のステータスはこんな感じ


<名前:ルドメロ・ララインサル(明 参平)>


<種族: 人間(異世界転生)>


<年齢:     10>


<性別:   男の子>


< LV:     1>


<職業:        子供>


< 力: 10pt(+55pt)>


<体力: 10pt(+55pt)>


<知力: 10pt(+55pt)>


<精神力 10pt(+55pt)>


<俊敏: 10pt(+55pt)>


<魅力: 10pt(+55pt)>


< 運: 10pt(+55pt)>


<保有スキル>


空間収納(ユニーク)・全魔法の素養・神の助言(ユニーク)・鑑定・頑強・火魔法・水魔法・土魔法・風魔法・回復魔法・空間魔法・剣術・投合術・料理・調理・浄化・テイム・調合・薬学・薬剤師・修復・サバイバル・隠ぺい・隠密・採取・採掘・栽培・錬金・創造


<所有アイテム> 


神のナイフ(無限)(ユニーク)


<状態>  


健康


<賞罰> 


なし


まだ神より貰ったポイントしかないが、まだ小さいから仕方がない。

解放すれば55ポイント貰えるが、その後もらえないから15歳まで待つしかない。

空間魔法?いつの間に?収納使ったから生えてきた?




私はどこかの豊かな商家の家に生まれたようだ。


上には兄、下には妹がいる。


僕は神の助言に従い、ナイフを使って色々練習をし、魔法の勉強を頑張っている。


既にかすり傷ぐらいは回復できるし、小さな火や、少しだけだけど水も出せる。


この時私は少し調子に乗っていたのかもしれない。


兄と妹と共に街に向かっていたのだけど、運悪く制御を失った馬車が私達の方に向かってきてて、どう見てもぶつかる・・・・わたしには頑強があるから何とかなるだろう。だが兄は?妹は?


私は兄を突き飛ばし、妹を投げ飛ばし、私は馬車にはねられた。


・・・・

・・・

・・


「ルドメロ!しっかり!お前は頑丈なんだ!がんばれ!」


「私の可愛いルドメロが・・・・ああ、なんて事・・・」


どうやら気を失っていたらしい。だが、ここは何処だ?俺は・・・あ?何だっけ?俺の名は?


俺は今までのすべての記憶と共に、異世界転生という立場まで、記憶から消えてしまっていた・・・・らしい。記憶にねえんだからよ、仕方ねえだろう?


あれから数年、父と母?らしき人は俺を一生懸命育てようととしてくれたが、俺には窮屈で。


たまに夜、母らしき女がこっそり泣いている。


「うう・・・・あの可愛かったルドメロが、馬車にはねられてから人が変わってしまったわ・・・」



すまないなあ、母とやら。俺は馬車にはねられたのか。俺はその記憶が、それ以前の記憶がないのさ。許してくれよ?可愛い女。


俺はこうして?自分が異世界からの転生者だと忘れたまま、15歳になった。

時々、同じ年の奴らが俺の元を訪れて、同じ転生者同士、仲良くやろうって言うけど、俺はそんなの知らねえし。

何だよ転生者って?

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