第10話 異世界間での取引
メリーナ様から調味料を得るために新たに貰ったスキルを確認する。
*ステータス
ユニークスキル・加護
創造神の加護、叡智神の加護、世界樹の加護、創造、叡智、聖剣召喚、
限界突破、ルーム、アイテム召喚、ショップ
アイテム召喚: 魔力を使ってアイテムを得る。異世界アイテムも可。
ショップ: 所持金でアイテムを購入する。売却も可能。異世界アイテムも購入
可能。両替相場 1銅貨=1円。
ティアに聞いたところ、異世界からアイテムを得るときはメリーナ様が地球に行って仕入れてくるそうだ。
申し訳ないが便利なので使いまくってやろうと思っている。
対価が自分にも食わせろだったのでちゃんとお供えはしますので許して下さい。
リビングに祭壇作りました。
早速だが、塩、醤油、砂糖、味噌、油、みりん、調味酒、旨味調味料、ソース等を購入した。
あと、日本人にはやはり米だよね。
米と炊飯器はアイテム召喚で入手しました。
炊飯器はティアに魔道具へ改良してもらったのでこっちでも使えます。
まずはご飯を炊く。
メイが初めて見る調理道具や調味料にアワアワしているので俺が変わることにした。
たぶん、ブタの顔だったし、豚肉みたいな感覚でいいのかな?
無難なところで、生姜焼きと豚汁、ごはんorパンって感じで作ることにした。
腹が減っているので早く作れるメニューを選んだ。
興味深々という感じでメイが後ろから覗いている。
ていうか、くっ付きすぎだ。
胸あたってるから気になるじゃないか、集中できない!
料理が趣味のメイは気になって仕方がないようだ。
足りない材料の野菜や豆腐はもちろんショップを利用させてもらいました。
日本の商店を走り回って食材を買い集めている幼女姿のメリーナ様を想像してしまった。
はじめてのおつかいのテーマ曲をBGMに「ド~レミファソラシド」。
そして完成した。
しっかりスキル料理を獲得していた。
まずは感謝を込めて祭壇にお供えした。
すると、すっと料理が消えて驚いた。
本当に食うらしい。
現地料理は薄味だったのでメイの口に合うか心配だったが問題ないそうだ。
ご飯も受け入れてもらえた。
調味料には興味深々だ。
オークはブランド豚のような味わいだった。
とんかつや角煮もうまそうだ。
しかし、実家暮らしの俺には料理スキルがほぼゼロだ。
スキルの料理を得てうまく作れてもそもそも知識がない。
母親に今は感謝している。
レシピがほしいと思っているとまたティアから報告が。
『メリーナ様から検索というスキルをもらいましたよ。』
メリーナ様の記憶にアクセスし検索ができるそうだ。
さすが叡智の女神だ。
地球のネット情報も知識として入ってくるらしい。
ちなみにティアの権限で見れるのはこの世界の知識までだった。
満腹になったので寝ることにした。
寝室は3人一緒だがベットは別だ。
フカフカの布団だった。
熟睡できそうだ。
メイが王族になったみたいだとはしゃいでいた。
布団に潜り込むとティアが収納の中の要らないものをショップで処分してもいいかと尋ねてきた。
もちろんOKだ。
ものすごい数のゴブリンの死体が入ってたらしい。
耳と魔石以外使えないので入れっぱなしなのを忘れていた。
ショップではこんなものでも買い取ってもらえるそうだ。
1体50銅貨で引き取ってもらえたので結構な稼ぎとなった。
調味料代の分を補填できた。
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