楽しませて頂きました！

正直なところ、SFモノは映画を観るばかりで、活字で読むのは初めてだったんですが、活字、イイですネ。妄想が脳内で動画再生される感じが、完成された「絵」を押し付けられない自由さが、凄く良かった。

でもきっとこれは、凄くリアルで、実態感を持って迫ってくる久納さんの綴り方が、ベースにあるからじゃないかと。

さあ、スピンオフはデザートにとっておいて、第二弾に箸を伸ばします。

感覚的なことしか言えないのが、お恥ずかしいんですけども…。
オートマタという言葉から、ニーアオートマタっていうゲームを想起し読んでいました。

近未来だとか、作品の雰囲気、共通点が多かったもので。

ドライな関係というものに、初めて触れました。良いものですね。離れすぎず遠からず、カッコいい。(*´-`)

ハードボイルドでサイバーパンクな雰囲気がとても良かったです。
ここまで拝読し、電気羊をご覧になってないと知ってのけぞってしまいました。私もbirdさんと同じく、てっきりあれのオマージュからの着想だと思ったからです。読み手としては当然それを踏まえての「何か」を期待してしまう所があるのでちょっと勿体なかったかも知れません。世に言われるところの"作家は年に何冊本を読め"的な物の所以はこれなんでしょうね、きっと。
文章も読み易くて、キャラも素敵な感じなのでストーリーにもう一つ二つ要素が追加されるとさらに評価が上がるのではないかなと思いました。

面白く読みました。近未来の雰囲気とか、アクションシーンが良かったと思います。オートマタ化ウェティブとアトラスの差異がちょっと疑問だったんですが、オートマタ化されると脳とかが機械か何かに置き換えられるイメージでしょうか。