2010年 春(2)



苛々はいつもどこからやってくる遠い宇宙の自分のなかから






歌を詠む宝探しをするように思考の砂を振るい落として






鳥籠は開けっ放しだ枷もないさあ曇天を突き抜けていけ






世のなかで苦痛でないこと探してるありはしないのに負け組のぼく






いつまでも何故にこんなに眠いのか夢に自分を置いてきたのか






やることがあってもそれをしたくない軽い怠惰と青空の午後






簡単なひと言が言えなくてまた言葉ぐるぐる行きつ戻りつ






さあ寝よう明日が来るのが嫌だけどただ漠然と嫌なのだけど

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