見た目が多くの人々と少し違うというだけで両親までもが災いだの封印だの強大な力だの怯え何かを期待していることが悲しかったです。努力家で強く美しいお姫様は大変魅力的ですが、結果的に大勢の期待に沿う形になってしまったところとか色々考えてしまいました。アマレナとフリコがグラニテは自由に生きるべきとしていましたが、本当はフリコがアマレナを自由にしたがっていたんじゃないかと感じます。それまでアマレナを縛り付けてきた国民及び国を任せた両親にとってそりゃもうめでたくない終わり方と思いますが、お話を読んだ私の心はめでたしです。お姫様ストーリーといっても読まなくなって物置にしまってある懐かしい絵本ではなく、大きなスクリーンで一本の新作映画を観たような、そんなお話を生み出す旺璃様は素敵なエンターテイナーだと思います。Bravissimo！

いくらでもめでたしめでたしにできたのに。どんな昔話や（笑）