第6話引っ越し そして女子校!?

放課後、授業が終わり教科書などを受けとるため職員室に来ていた。

コンコン

「福井です。荷物を受け取りに来ました。」

「おう!来たか!さあ入れ」


俺が、ドアを開けると加賀先生が中に入れと言ってきた。

「それで今日はどうだった?」

「そうですね。やっぱり女子しかいないのは緊張しましたが授業は前の学校と進みは変わらないみたいでついていけると思います」

「そうか、それならよかった。

それじゃあ、ほらこれ教科書と授業に使用する道具なんかが入っている。」

先生はそういって大きな袋を渡してきた。

「ありがとうございました。後1つ質問ですが、靴はこれからどこにおけばいいですか?」

「ああ悪い!靴はクラスの表示が靴箱にされているからそのクラスのところの空いてるところを使ってくれ。」

「分かりました。これからよろしくお願いします。それでは、失礼しました。」

「おう!気を付けて帰れよ!」

それから職員室を出て上履きを靴箱になおし学校から家に帰った。




「ただいま~」

俺が玄関で靴を脱いでいると、

「あら、優希くんおかえりなさい。学校はどうだった?」

「あ、香帆さんただいま戻りました。学校は周りが女子しかいないのでとても緊張しましたよ。」

「そう?それは慣れるしかないからしょうがないわね。まぁ授業が大丈夫なら優希くんなら大丈夫よ。だって優希くんはとても優しいくてカッコいいんだもの。」

「ハハハ もう香帆さんお世辞はいいですよ。それより凪ちゃんは帰ってますか?」

「いいえ、今から迎えに行こうと思ってたのよ。」

「そうですか。ならお迎え俺が行ってもいいですか?」

「ええ大丈夫だけど、おねがいしてもいいの?」

香帆さんは申し訳無さそうに聞いてきた。

「ええ、大丈夫ですよ。町を見ておきたかったので」

「そう?それならお願いしようかな。」

その後、俺は一度部屋に戻り制服から着替えてから、

「香帆さん それじゃあ行ってきます買ってくるものとかはありますか?」

台所で夕飯を作っていた香帆さんに買ってくるものはないか聞くと、

「それじゃあ、しょうゆとお肉をお願いしようかなお肉はなんでもいいわよ今日のところは使わないから。」

香帆さんからの頼まれたものをスマホにメモしてから、「それじゃあ、行ってきます」と言って家を出た。



キャッキャッ

保育園に到着すると小さい子達の遊ぶ声が聞こえてきた。

だけど、お迎えの仕方が分からなかったのでどうしたらいいか迷っていると、子供達の中に先生らしき人を見つけた。

「すみません。田城 凪の兄ですけどおむかえにきたんですが?」

子供と一緒にいる先生にそう聞いてみると、

「はい、今日入った凪ちゃんのお兄さんですね。凪ちゃんは部屋にいますので読んできますね。」

そう言って部屋に入っていった。

それから、そこで待っていると、

「おにいちゃーん!」

と言って凪ちゃんが抱きついて来た。

「凪ちゃん。保育園は楽しかった?」

そう聞くと「うん!」と元気よく答えてくれた。 凪ちゃんと話していると、先程の先生が来ていた。

「フフフ、凪ちゃんはお兄ちゃんが大好きみたいですね。それじゃあ、凪ちゃんまた明日ね」

そう言って手を振ってくれた。

「うん、先生バイバイ」

凪ちゃんも元気よく手を振って保育園を出た。

「おにいちゃん、どこかいくの?」

「うん、これから香帆さんに頼まれたものを買いに行くよ?」

「やったー!ねぇ、おにいちゃんおかしかって!」

「良いけど少しだけね。」

俺がそういうと凪ちゃんはやったーと喜んでいた。そのまま俺と凪ちゃんは手を繋いだままスーパーに向かった。










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る