第5話引っ越し そして女子校!?
「じゃあ、私が先に入るから呼んだら入って来てくれ」
「はい、分かりました。」
先生は、まだ話し声が聞こえる教室に入っていった。
「お前ら、うるさいぞ!」
「旭先生おはよー」
「ねえねえあの噂って本当なの?」
「今日、朝から校門で男子見たんだけと」
「あーもう!うるさい!静かにしないと宿題出すぞ!」
シーン
先生が、宿題という生徒にとって一番嫌なものを言った瞬間に静かになった。
「はぁ~、お前らなぁ朝から疲れさせるな。それから、男子がうちの学校に入るって話は本当だぞ。それからその噂の男子はうちのクラスだぞ」
「「「「えぇー!!!」」」」
「後、私が入ってからの会話は全て聞かれているぞ」
「ま、まさか今廊下にいるんですか?」
「ああ」
「終わったー!」
「私のイメージがー!」
「静かに!」
「それじゃあ、入ってもらうぞ」
「「「はい!」」」
「入っていいぞー」
俺は、先生から合図があったので教室に入っていった。教室に入り先生の隣に立った。
「それじゃあ挨拶をしてくれ」
「はい、今日からお世話になります田城 優希といいます。分からないことが多く迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします」
「はい、田城ありがとうな。今日は、朝の時間は田城への質問する時間とする。何か質問したいことはないか?」
「「「はい!」」」
多くの人が手を上げたので、俺はその勢いにビックリしてしまった。
「それじゃあ、山口」
「はい!彼女はいますか?」
「えっと、彼女はいません」
「次は、中本」
「はい、なぜ転校してきたのですか?よろしければ教えてください」
「はい、転校理由は親の再婚です。前居た所はなにかと不便だったので引っ越ししてここに転校しました。」
「ありがとうございました。」
「次は、寺田」
「はい、えっと、好きなこととか趣味とかありますか?」
「本を読むのは好きです。後は、キャンプとかも好きです。」
「ありがとうございます。好きな本のジャンルとかあります?」
「ジャンルは問わずに色々読みますね。」
「ありがとうございました」
この後、先生が止めるまで質問が続いた。
「朝は、大変だったな。」
「いえ、嫌われていないようで良かったです」
「今日は、隣の人に教科書とかは見せてもらえ。田城の道具は放課後に職員室で渡す。」
「分かりました。ありがとうございます」
「それじゃあ、頑張れよ!」
「はい!」
俺の席は窓際の一番後ろだ。いい席をもらえてちょっとうれしい。
「これからよろしくお願いします。後、今日は教科書を見せていただけないでしょうか」
「いいよ。今日からお隣よろしくね」
「よろしくお願いします」
「フフ、固いなぁもっと力を抜きなよ。あ、私の名前は岩本 飛鳥って言うのよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
隣の席の女子は肩より少し長いくらいの長さの黒髪で顔はアイドルかと思うような美少女だった。
俺がぼぉっとしていると、岩本さんはクスクスと笑いながら
「もうすぐ授業始まるから準備しよっか」
と言ってきた。
俺は照れながら 「分かりました」 といい岩本さんの机に自分の机を着けた。
その後、授業は隣の人がかわいいこと以外は順調に進み、休み時間は質問されたり周りからずっと見られたりしたが1日の授業が終了した。
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