1人カーリング④
場面転換の少し前にスケート靴を返し、場面転換の様子を見る。
特にない。
なので適当に鑑賞していると、人語が通じる二見美卯さんも練習に参加をしていた。
「こんばんは。」
「どうしたの今日は。」
「子守です。」
子守と言ったら若林がキレた。
「この人ちか。」
いい加減にしろ。あと何もやっていない。
どうやらそれなりにやる気のある人たちとやっているようだ。
まあこっちも一時間やるか。嫌々だけど。
「おい、1時間なら付き合うぞ。」
「え、閉館までの4時間ですけど。」
おまえは何を言っているんだ。
それ以前にどんな権力を使ったんだ。
「4時間って俺下手したら家帰れなくなるかもしれないんだが。」
「そうしたら私の家に泊めてあげますよ。」
「親だっているじゃねえか。」
「男の人連れてきたら私の父に殺されますね。」
「結局無理じゃねえか。」
そもそも行く気もないし期待してもいない。
「でところでどうやって練習していたんだ。」
「一人でストーンを投げて正確な位置に入るかをやっていました。」
うん、これ見せられる美卯さんもたまったもんじゃないね。
しかもなぜか4時間ずっと占有している奴の石投げを見せられるなんて。
「で、今日は2人いるんで、一緒にやりましょう。」
「じゃあ、俺赤で。」
なんとなくというかマジでやる気ないんで適当にやろう。
「わかりました。負けたら、相手の言うことを聞くというのはどうですか。」
「おしわかった。けむりだまだ。」
「もしもし、白島先生。」
「お願いですから負けるんで相手の言うことを聞くというのだけはやめてくださいお願いしますあと死んでしまいます。」
お前の言うこと聞いていたら都島さんコースだ死んでしまう。
お互い石を投げあうだけのカーリングで普通に掃く人のいないカーリングといえばいいのだろうか。
それで面白いのだろうかという欠点は置いておいて一人カーリングはやはり必要な気がする。オリンピックに入れてもいいのではないだろうか。一人でできるのだからチームでやるストレスがなくなってとても楽しそうだ。
結局俺は惨敗した。
若林に菓子を食わせる羽目になった。
スイーツ。
というのは手抜きだろう。
要約すればそうなるのでここから先は蛇足にすぎない。
いったんここで辞める。次回は2年後また会いましょう。
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