相変わらず何もない夏休みパート5別ルート

 三好と映画を見るために、香恋ちゃんの待ち合わせ駅に行かないこととする。

 何をするのかわからないことやそもそも詳細を知らされていないので持ち物があっているのかもわからない。

 ともかく途中の駅で降りてショッピングセンターへ行く。

 そこの映画館は平日はそんなに人がいない。

 できた当初は結構人がいたのだが。


 映画を見ようと誘った手前、当たり障りのない海賊映画パート2を見た。

 はずれではない映画だった。

 三好は楽しそうだった。よくわからんが。


 フードコートで飯を食って、家に帰る。

 三好も楽しそうだった。


 母親に合宿じゃなかったのといわれる。

 携帯を見てみると、香恋ちゃんからの着信が鬼のようにある。

 メールを見ると、


 明日9時 お前んち


 だけと書かれたメールだけがある。


 殺されるからどこに逃げようか考えてもどうしようもないことに気づく。


 同居人はまた笑い転げながら俺のほうを見ている。


 さあて、三好と一緒に船でソビエトに亡命するか。


 まずはビザとって千歳空港へ行かなきゃな。



 翌日怒り狂った香恋ちゃんに怒鳴り込まれて、人生は終了した。

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