チクコイ番外編

高校生の藤倉準くんへ

　元気ですか。

　僕は絶望しています。

　はっきり言いますが現在の君の人生はつまらないと思います。

　今の僕の人生もつまらないです。

　しかし君はなにかいいことがあったり、希望の仕事につけると思いながら日々暮らしていると思いますが、つけませんし、希望はこれから何もありません。

　結果として何も得られない人生です。

　なんか何も得られないのは君らしいと思います。

　結局君の人生ははっきり言って敗戦処理の人生です。

　期待しないでください。

　そのなかで、君は将来カスみたいなシナリオの恋愛シミュレーションゲームのような人生を歩めます。

　ただし、相手の女の子は決して君に振り向いてくれません。（理解してくれないと書こうと思いましたが、それは驕りだと思いますのでこうします。）

　君は必死になって追いかけ回しますが、最終的には捨てられてしまいます。

　君はそんなに器用ではありません。

　また、君はそこまでモテません。

　そのような場面にあったら追いかける自分を楽しんでください。

　相手も相性が良く、絶望的なほどきらいでなければ、最低限相手はしてくれます。

　そのようなくそラブコメの主役になれるので期待しておいてください。

　ただしそれしか人生ましなことはありません。君の人生はこれからも終わっています。

　この文章を過去の君が見れたのならばもっと這い上がるため抗って成功するかも知れませんし、逆にこれ以下の人生となるかもしれません。ともかく振り返ってみれば自分の能力からしたら一番まともな人生だったと思います。たぶんこれ以上の結果は出せないと思います。

　一応まだ君の人生には先があります。

　死のうと思ったら氷点下の中、海のそばで酒を飲みまくって前後不覚になれば死ねます。

　20代後半になれば肝臓が弱くなって酒にも弱くなります。

　前半は結構強いです。だけどきついのも20代前半かもしれません。

　後半になると金が手に入るのでどうでもよくなります。

　昔からそうでしたが死ぬ決心だけはつきません。死ぬ勇気のある人は尊敬できますよね。

　これを読んだ君は、そこで人生を終えても、この人生に抗っても構いません。

　今の君が幸せな人生を歩めることを信じて筆を置きます。

　また15年後お待ちしています。