アンニュイな日々 没
これは一応ラブコメであってカーリング部の話ではない。
カーリング部の件について、ともかく女子チームはクラブチーム化して存続するだろうと香恋ちゃんに伝えると、英語科準備室で怒られる。
部活としての実態がなければ部室も取り上げられるし、香恋ちゃんが他の部の顧問をやらされて、授業準備ができないからともかく檀紙だけでも人を集めるようにとのことだった。
翌日もブザーが鳴り響く。
親から与えられた餌を食べ、バグった幼馴染みに今日も能天気だねと言ってとんずらし、現実に目を背けながら学校に行く。
まあポスターでも張ってなんとかすごそう。
学校に行くと今日もかわいいよ早良さんにカーリング部がやる気を出したせいで女子部はクラブチーム化したので最低でも男子の部員を集めなければならないと伝える。
ともかく廃部になると好きでもない講習に出席させられるのでどうしたものかと考える。
早良さんも高一から予備校に通っており、受験少年院の補修講習カリキュラムに従わないことからあまりベテラン教師陣からは受けはよくない。それなので理解のある香恋ちゃんやカーリング部に協力しているんだけどね。
ともかく男子3人どうにかして集める必要がある。三好とも考えようと思う。
放課後に部室に行くと不満そうな都島さんがいた。
「なんで真面目に部活をやらなければならないのですか。」
「わかりません。」
正直俺もようわかりません。
「ともかく人を集めないと部活の実績がなくて無理矢理講習に出さされますよ。」
「誰が言ったのですか。」
「白島先生。」
続けて、
「女子はほぼゼロ人なんだから、男子を後3人だれでもいいので集めてくださいね。」
名義を貸してくれてもオホーツク海まで行くのは嫌だとか騒がないやつをね。
「どうしたら真面目にやらなくていいのですか。」
「後もう一人真剣にやってくれる後輩を探してください。」
「早良さんに頼みましょう。」
「彼女は予備校があるからダメです。」
「去年は出てくれたくせに。」
「無理を言って頼んだからです。」
ともかくそんなやり取りをしているの、若林さんが都島さんを探しに来た。
トレーニングを始めているので探しに来たらしい。
嫌々参加させられる都島さんを横目に、若林さんに男子を最低3人集めなければチームができないので部活の活動実績を作れず、特進コースの講習に参加させられ、クラブチームとしてやりたい放題できなくなると伝えて、1年生を探してほしいことを伝える。
また少ししてから帰宅部のやつらに声をかけてほしいとも合わせて言っておく。講習嫌なやつが出てくるだろうから。
現段階でペーパー部員は6人いるんだしすぐすぐ廃部にはならないだろうとも伝えておく。
この部活にはいれば
うるさい先輩もいないので静かに練
習できます。
さあ、あなたもカーリング部で平
凡な日々から脱出しませんか。みんなで
練習していきましょう。
まずは部室に来てください。
すぐに入部できます。
去年美卯さんがストーンを投げている瞬間の写真にただ募集とかいておくだけではつまらないので、こんな謎の文章をいれたポスターを早良さんと三好に見せたら、早良さんは優しいので表情を曇らせ、三好は文章を消せと言った。
まあ変な文章いれて本来の目的ばれても仕方ないからね。
変な文章消を消した状態でポスターを作り、校舎に張っておいた。
ともかく人来るのかこれ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます