第●話 キャラ紹介
「なんか盛り上がってるけど、前作から読むのダリィ」というそんなみなさまのために〜登場人物紹介のコーナーを設けました。
軽いネタバレを含んでいるので、回避したい人は先に前作「ピンポンずラブ」を読むことをオススメします。
主人公
本田森亜
本作の主人公。中学2年生。これといって特徴のない語り手。眼鏡で髪の色は黒。卓球部の中では真ん中の強さ。名前は縦から割っても横から割っても対照のシンメトリー。
ニックネームはモリア。モリアーティ。あとホモ。ほとんど苗字で呼ばれない。卓球部としての通り名は『majesty -悪魔的- 』(すばる命名)。『 His majestic 』(コートの王様の意)。
一人称は『ぼく』。黒縁眼鏡をかけた中肉中背。家族構成は父と母と双子の兄。兄の名は森ー(もりかず)。
父の名は本田土門。仕事は獣医。母と森一とは別居中で母の名は里中雨(改名前は有芽)。海外でフォトグラファーとして活動中。
モリアの名付け親はアメ。長男である森一を引き取り現在はイギリスを拠点に活動している。ペットは犬1匹と金魚3匹。好物は鯖の味噌煮。
点が入った時の掛け声は「・・・っし」。公式戦では主にシングル2を担当。常に男同士でつるんでいるためクラスメイトから「ホモ」のレッテルを貼られている。
その理由は男同士でいるのが楽だから。
スタイルは右シェーク・オールラウンド型。ラバーは裏表でフォアハンドを得意とし、バックは苦手だったが夏合宿でチキータを習得し、全中予選で全国区の相手に対し好勝負を繰り広げた。
そのため、地方の新聞記者からは『チキータ王子』とも呼ばれ始めている。
ex.「ぼくは試合前に相手とラケットを交換した。なんの変哲もないシェイクハンドの卓球ラケットだ。許可をもらってラバーを撫でたけど正直よくわからない。
ぼくはなるほどね、と呟いて相手にラケットを返した」
ex.「南こうせつの後にさだまさしが出てきた。こいつらは朝まで生で音楽祭でもするつもりなのだろうか」
鈴木拓馬
主人公の愛棒(本人曰く)。中2でモリアと同じクラス。髪の色は金or茶でやや長髪。愛称は鈴タク、タク。常にモリアと一緒にいるため、みんなから「ホモ疑惑」を持たれてるが本人は一応否定している。
練習には毎回出ているが卓球部で一番ヘボい。しかし勢いがある為、先鋒のシングル1を主に主戦場としている。精一杯オシャレしているが垢抜けない。
モリアの目にはややダウナー系のイケメンに映っている。作者曰く『クラスにひとりいるたまに面白いことを言う友人をイメージした』との事。根は明るく、誰とでも友達になれる性格。
卓球部でのあだ名は『スピードフリーク』。名の由来は彼の速いドライブ攻撃から...ではなく、彼が来ていたTシャツのロゴから。
ex) 「マジェスティ!かっけー!オレにもなんか、イミョーっていうの?カッコ良いヤツください!マツ先パイ!」
「あだ名、ね」マツ先パイがタクが着ているTシャツを眺めた。ロケットが宇宙を飛んでいくイラストが描かれている。
「『スピードフリーク』、っていうのはどう?」「『スピードフリーク』!かっけー!...聞いたかモリア?今日から俺は『スピードフリーク』だ!!先パイありがとうございますっ!」
調子に乗って歩いていくタクを眺めながらぼくはマツ先パイに訊ねた。「『スピードフリーク』の由来って、」「うん、彼のTシャツのロゴから」
ツッツキ攻撃を多用するが三球目攻撃でスマッシュを打ち込まれる事が多い。点が入った時の掛け声は「ッシャア!」主にツッコミと実況担当。手先が器用でラケットリフティングが永遠に出来る。
夏の大会前にあたるの台頭によりシングル1の座から転落。ショックから立ち直りモリアと一緒にダブルス2として出場する事を決意する。
スタイルは右ペンシル・ドライブ型。当然ラバーは片面。スマッシュの威力が無いのが最新のコンプレックス。
ex.「スマッシュの打球ってのはどうやったら早くなんのかな?」
「そりゃ肘から先の筋肉と下半身とセンスっしょ」「センスってお前...てか、今からやっても筋肉なんてつかねーだろ...」
「配球を読んで、タイミングをとる、っていうのはどう?」
「さっすがマツ先パイ!それならオレでもなんとかなりそうだ!たく、どっかの筋肉馬鹿とは違うぜ!」
前作のラストシーンは彼の逆襲のカウンタープッシュを放ったところで幕が引かれている。
松田忍
ホモ卓球部の部長。3年生。糸目。試合時はヘアバンド(前髪を留めるカチューシャ)着用。チャラくてニヤニヤしてるが部のムードメーカー。部員を呼ぶときは名前に〜ちゃんをつける。
ex.「たくちゃーん。サーブ低いんじゃな〜い?」愛称は「マツさん」。
女子大生の彼女がいるらしいが喋りがオネェっぽいため、やはりホモ疑惑を持たれている。
卓球の技術は部で一番上だが勝負どころでまばたきを繰り返す癖がある。点が入った時の掛け声は「ほい」。『仲良く楽しく』をモットーに部を活動させてるが試合で勝つために努力すべきか、勝負についての葛藤もある。
スタイルは右シェーク・カット型。表ソフトラバー(よくわかんね)。回転のある打球とない打球を織り交ぜて相手のミスをラリーでひたすら誘う感じ。
ex.「部長はスマッシュ打たないんすか?」「スマッシュ?打たない、打たなーい。だってオレ筋力ないもーん」
通り名は『地獄の羊飼い』。何を考えているかわからない忍のポーカーフェイスと、淡々とラリーが続くことから他校の教師が命名。
ネットを飛び越えるピン球は眠れない子供が数える、柵を飛び越える羊のよう。「穀山中のラリーに、羊が出るって噂、知ってるかい?」
うまい事を言おうとするときにちょいちょい漫画の名言を引用する悪癖がある。
豊田ケンジ
1年生。ヤンキーで荒れていたが銭湯でモリア&タクと打ち解けて入部。強面で長身。金髪でオールバック。純情硬派だが趣味が裁縫と料理のため、こいつもホモ疑惑が持たれている。
「ちげーかんな!ゼッテーそんなんじゃねーかんな!」とは本人の弁。先輩達には一応敬語で接し、語尾に「〜ス」とつける。基本的にいじられキャラ。
ホモ卓球部の数少ないパワータイプだがすぐにスマッシュをうちたがる悪癖がある。点が入った時の掛け声は「よっしゃぁああ!!」。オトコ見せるっス!先パイ!!
スタイルは右シェーク・前陣速攻型。積極性を見せるが勝負を焦るせっかち。あだ名はトヨケン。実家は明治時代から続く由緒ある和菓子屋。「今年も水ようかんの季節っスね」
ex.「なんで粒高使わねーの?ヘタなヤツでもそこそこ点取れるようになるぜ?」
「粒高?よくわかんねーっスけど野球でいうビヨンドマックスみたいなモンでしょ?そんなモン使わないで闘いは正々堂々やりましょうよ!先パイ!」
「おっしゃ!やろうぜ!」「...まずビヨンドマックスがわからん」
あだ名は『ザ・ストレート』。ネタギレではなく、彼の直線的な卓球スタイルを表すにはこの言葉しかないと思ったんです(作者曰く)!
ex.「やべぇ、汗をかきすぎた。なんでもいいから塩分が摂りてぇ」
「ケンジ!これを使え!」「サンキュ、タク先パイ!この際、コンソメでもいいや!...って、なんすかこれ!」
「ああ、ファミレスでくすねてきたパンに塗るバターの固まりだ」「...ほんっと役にたたねー先パイだな!」「しんぱーん、このひとドーピングしてまーす」
「こらすばる!味方なのにチクってんじゃねー!!」
初台正義
3年生。短髪で体がゴツく、見た目がゴリラっぽいためやはりホモだと思われている。愛称は「はっさん」。ハッサン×すばるのカップリングは腐女子の中でも人気。
見た目からパワータイプに思われるが卓球スタイルは非常にセンシティブ。『卓上の賢者』の異名をとる。脱ぐと筋肉隆々で特に腹斜筋がスゴイ。波動球とか打ちそうな感じ。でも打てない。
後輩への接し方は態度で引っ張るというより優しく見守るタイプ。点が入った時の掛け声は「よし」。主にダブルス2やシングル3に参戦。
スタイルは右ペンシル・ドライブ型。相手の台スレスレ(エッジ)を狙う打球が決まるのが性感帯。相手に謝んなきゃいけないけど。
ex.「さっすがハッサン!卓球IQ200のオトコ!」「森の賢者!」「...おまえ達、それは褒めて言ってるのか?」
「ワックス塗ろっか」「おまえに秘められた才能、俺に委ねてみないか?」
赤星すばる
1年生。髪は青黒のツンツン。通学中は学生帽を被っている。イケメンで「すばるきゅん」の愛称で腐女子とファッションホモのみなさまに人気。主に腐女子のお姉様から「誘い受け」としてホモのレッテルを(以下略)
13歳にしてテクニシャン(意味深)タイプで校内でファンクラブが出来る程の人気。校内での試合にはたくさんの女子が観覧に訪れるが当の本人は中度の中二病。
女子の前ではまともにしているが、頭の中では自分が勇者で魔物を倒す空想を繰り広げている。点が入った時の掛け声は「フ...」。
部長のマツ、はっさんらとシングル3の座を争うが主に捨て試合のダブルス2をケンジと組む事が多い。「今日も汗を拭う度に聞こえるぜ。愚民達の歓声が」。
スタイルは左シェーク・オールラウンド型。本当は右利きだが「カッコイイ」から左手でラケットをうっていたら本当に左打ちになってしまった。部活あるある(ないない)である。
ミスするとラケットをぽんぽん、と拳の平で叩く癖がある。技に独自の名前を付けることから大会中に『武器屋アカホシ』というあだ名がつけられた。当の本人は太った中年のRPGキャラが脳裏に浮かぶためあまり気に入っていない。
ex.「おいやべーぞすばる、このままだと1セットも取れずに終わっちまうぜ」「フ...仕様が無い」
「混沌に委ねられし右腕を開放する」
日野あたる
1年生。黒髪で垂らし髪。アホ毛が生えている。ホモ卓球部幻のシックスメン。名前とは裏腹にクラスの陰キャラ。一番おまえらに近いキャラクターだとおもふ。本人曰く「言語によるコミュニケートには興味がない」との事でやはりホモ疑惑を持たれている。
趣味はスマホによる2ちゃんねる閲覧とギャルゲー。「くさそう」「ヒエーwwwwwwww」などのネットスラングを使い、基本的に無気力。
あだ名は日野ちゃん。ひのっぴ。日野の野郎。彼のアクションが今作序盤の根幹に大きく関わっている。
地元で有名のロックミュージシャン日野光太郎の弟。10歳上の兄の死因はよくわかっておらず、「兄は元々体は強くなかったが家に帰ったら玄関で倒れていた」との事。
ピンチの時には兄の歌を口ずさむ事もある。兄のバンドライナーノーツの代表曲は「Bro.Don't look back」。
点が入った時の掛け声は「セイ!」。協調性が壊滅的に無いためダブルスは苦手。てか無理。あだ名は『完全覚醒 -アルジャーノン-』。
タク命名で、小説『アルジャーノンに花束を』の主人公から。ダメダメ状態のあたるが自分を追い抜いてどんどん上のステージにあがっていく状態を見て発案。
スタイルは右シェーク・カット型。泥臭くも執拗に球を拾う姿は相手からも「拾うねぇ」と賛辞を送られるほど。
夏の大会中に神経系統の発達がピークを迎え、俗に言う『ゴールデンエージ現象』で卓球技術がめちゃくちゃあがる。
ex.「タク先パイには悪いと思ってますよ。自分がレギュラーになったせいで先パイが外れた事。でもオレ、こんな風にみんなの注目してもらうのって初めてだから。
頑張って勝ちたいと思ってます。先パイの分も」
「バーカ、オレもダブルス2で試合に出るんだよ。なっ、モリア」
タクが振り返ってぼくに言った。タクは笑ってたけど、どこか苦しそうだった。
泉はるの
3年の女子マネ。ボブカットでボーイッシュ。実家は港のそばにある泉ベーカリー。
父は元バンドマンで母と姉がいる。主な仕事は部員達のスケジュール管理とツッコミ役。
泉と春はどっちもスプリングという意味になるらしい。オサレ。
外見は茶髪の長髪。首元でシュシュを編んでいる。リボンをきっちり結んでいないところがクール。
三菱綾香
3年の女子マネ。巨乳のショートカットという超優良物件だが部員達がホモ(偏見)のため一切興味を持たれていない。
ヒロインだが男臭い世界観のためあまり出番なし。唯一モリアだけが彼女にボディに興味を示している。全体的に牛っぽい。
まりんという犬を飼っている。ex.「丁寧さんの卓球はていねい...ふふふっ」なんと、綾香先パイが卓球部員が10人いれば11人が思いつくであろう、駄洒落をぼく達の前で披露したわけだから。
田中依紗(いすず)
2年の女子マネ。重度の腐女子。頭の中はイケナイ妄想でいっぱいならしい。「ってオイイイイ!!!」などサブい◯魂ツッコミも多様。試合では主に解説を担当。
一人称は「すず」。微妙にぶりっこなため、それがモリアの反感を買うきっかけになっている。
モリアを「さん」づけで呼び、タクを「君」づけで呼んでいる。彼女に対するツッコミはモリアの役目。今日も体育館に「田中ァ!」の声が響き渡る。
「わーたしはいなせな団地の娘ー♪」見た目は赤眼鏡をかけたポニーテール。「一番動かしやすいキャラで、その癖、一番誤解されやすいキャラ」と作者談。
ex.「えっと、こっちは山田五十鈴」「だれが昭和の大女優ですかっ!?」
裏設定として穀山中卓球部メンバーの名前は車のメーカーで統一。別に車はすきじゃないです。深刻なネタ切れのため今作は家電メーカーも採用する見通し。
小松里奈
2年の女マネ。元バスケ部のマネージャーで、夏前の『がっつり練習したいから体育館を譲ってくれんかね?バトル』に敗北後、本人の意思にて加入。いすずとは以前はライバル関係だったが、現在は和解し腐女子仲間。つんけんとした態度だが、面倒見がよく、同級生とモリアのことをよく気にかけている。
山破ショージ
隣町中学のエース。変速サーブが武器で練習試合でモリアを完膚なく叩き潰す。結果的にそれがやる気のないホモ卓に火をつけるきっかけになる。
モリアとは2度闘って2度勝利。仲田市の隣の港内市のブロックのため中体連では闘わず。
色黒で筋骨隆々(細マッチョ)。ゲイの解説者に褒められるほど。トラッシュトーカーとしても知られ、モリアと卓上で口上の熱戦を繰り広げる予定。
プレッシャーのかかる場面で弱く、「重要なところで確実にミスをする」とは対戦相手の監督。メンタル面での強化が課題に挙げられている。
己語中 夏の大会準決勝の対戦校。
リコ・ピン
中国からの留学生。貧しい地域の出身で兄妹が8人いる。「我必勝利」などひらがな抜きの喋り方をする。本名はイ・コフィン。
準決勝ではシングル2であたると対戦。アツイスマッシュが持ち味だが頭に血が昇りやすいという弱点がある。趣味は家族との国際電話と家電店巡り。
垂らし髪で目つきが鋭い。つーか、コワイ。
幸福
準決勝のシングル1。忍と対戦。忍の数少ない対戦描写のためだけにいるような人物である。おかっぱで『幸子』と呼ばれている。
見た目は普通のフーミン的なルックスだが長身で隠れ女子ファンが多い。でも負ける。
赤城
準決勝のボス。親がスポーツメーカーの社長で金持ち。ダブルス2で出場のはずが、試合の都合上、一年をリタリアさせ、自分がシングル3に出場する。
それに逆上したはっさんと対戦。「おまえを見世物ゴリラにしてやるよ」ちなみに右ペン異質反転型。ペン回しの要領で瞬時にラケットを回転させるスタイルから「回天のアマギ』の異名をとる。
双峰中 夏の大会決勝戦の対戦校。スポーツ特進校で『スポーツと勉学の文武両立』をモットーとしている。
全国出場の常連校だが、現3年生に突出したタレントがいないことからレギュラー陣はOB、卓球関係者などから『谷間の世代』と呼ばれている。
顧問の貝谷ジュンコは卓球部の専属顧問。元女子卓球プレーヤーで15歳の時に全日本選手権でプロデビューを飾る。
その後は怪我に苦しみ引退。25の時に双峰学院の顧問に就任。若い女性指導者ということでOBや周囲からの非難があったが
最近3年連続でチームを全国出場に導き、雑音をシャットアウト。就任後10年で8度全国出場。うち1度はベスト4進出。
部員達には常に厳しい態度で接し、『女王蜂』の異名をとる。これはジュンコの過剰なメディア進出に対する部員達の僻みである。
ex.「地区予選はレギュラー育成の場であると?」
「はい。現時点ではレギュラーはまだ確定していません」「おい、まじかよ」「3年、最後の大会だぜ?」「すげぇ余裕だ」
「ダブルス最強ペアである『江草兄弟』をダブルスツーに置いているのもそれが理由ですか?」
「彼らは先日の世代別代表の合宿の疲れを考慮しての配置です」
「双峰はここまでの試合、ストレートで勝ち上がっています。もしかしたらこの予選、彼らは出場機会がないかもしれません」
「そうですね。いや、これは個人的な感想ですがそれが私にとってももっとも精神的に楽なルートになるのでは、と考えています」
江草兄弟
ダブルス2、本編最後の相手。名前の読み方はえくさ。エクサスとして全国に名を馳せる双子のチーム
『クソみたいな世の中』が口癖で鼻にブリーズライトを張っているのが弟。キレキャラと知能キャラを持ち合わすクラッチプレーヤーが兄。
元ネタはイギリスマンチェスター出身のあのロックバンド兄弟。名前の由来は世界最高シェアを誇るレクサスから。
江草大河(たいが)
江草兄弟の兄。キャプテンも兼任。基本的に冷静で相手の力量を見計らった計算ずくのプレーを信条とする。
しかし感情が高ぶると一転、強打に転じる野獣と化す。冷静と情熱を使い分けるクラッチプレーヤー。
江草地衣太(ちいた)
江草兄弟の弟。双峰唯一の2年生レギュラー。持ち前の瞬発力を生かした超反応が持ち味。
口癖は「クソ」。自らの力を過信しており、先輩や同級生に対して横暴な態度をとることも。
矢中林吾
決勝でシングル3でモリアと闘うパワープレイヤー。中学生離れした老け顔と顎ひげがトレードマーク。名付け親の母は青森出身。
モリアとの熱戦は「森VS林対決」として銘打たれる。プレーに荒らさがあるが修正能力と観客を味方につける人懐っこい人間的な魅力がある。
不安神経性という病気らしいが詳細は不明。点が入った時の声は「アイアーイ」
得意技は相手のプレーを複写し、自身の技術を上乗せしたプレーを相手に返す『ミラーナイト』。
リンゴの卓越した卓球センスと双峰の豊富な対戦相手プレーの蓄積データによる賜物である。
遠距離から相手を惑わす『幻想鏡花の夜』と近距離で勇猛果敢に戦う『鏡の騎士』のダブルミーニングである。
新田陽太郎
決勝初戦、シングル1でマツと対戦。元穀山中卓球部出身。部の方向性の違いから2年秋に双峰中に転入。
真面目すぎる性格だが、それが原因でたびたびトラブルを引き起こし、一年上の123トリオとは特に折り合いが良くなかった。
彼らが去年の全中予選でダブルス1以外のほぼすべての出場枠を使ったことで逆上。事実上最高学年となるも転校を決意。こういう無駄に行動力があるところがイヤ。
極度に空気が読めないところがある(車の中で合唱コンクールの曲をかけるなど)。ニックネームは新田さん。元ネタはもちろん日産。やっちゃえ。
小保北広貴(おぼきたひろき)
シングル2であたると対戦する眼鏡のカットマン。防御型のあたるとは対照的にどんどん強打を打ち込んでいく『豪のカットマン』。
大会公式球、「石ころ」と酷評されている重くて弾まない球を使いこなし、『ウェイダッシュマスター』と呼ばれている。
徹底したマシン動作で疲労したあたるを苦しめる。ニックネームはもちろんロボ。
「おーし、頑張れロボー」「あの、ロボってあだ名、やめてもらっていいですか?」「いいじゃねーかよー。ロボ。褒めてんだよ、おまえのクソみてーに正確無比なプレースタイルをよー」
「僕は機械ではなく、人間です。今、手首を切って、僕の体に赤い血が流れてる事、証明してみせましょうか?」「お、おい。おまえ!...」
「ふっ、冗談です。行ってきますコーチ」「ええ、いってらっしゃい」「このクソ場面であんな事言えるかフツー?」「アイツ、とんでもねーサイコ野郎だ」
コーチの貝谷と2年間猛練習に取り組み、始めて今大会メンバー入りを果たした苦労人。終始押し気味に試合を進めるが『完全覚醒』したあたるに手も出せず敗戦する。
ex.「3年間、よく頑張ったね。でも君はずっと、『いい選手』のままだったよね」
「う、うわああああああ!!!」「見ろよ、ロボのやつが泣いてるぜ」「負けて泣いている、って事が今、あいつにとって一番意味のある事なんだろうさ」
迫田シンジ&伊藤ノブオ
決勝のダブルス1のペア。『ザコ&モブ』と呼ばれ3年間不遇の扱いを受けてきた不作のダブルスペア。
しかし決勝まで勝ち抜いたことで自信を持ち、ケンジ&すばるの前に立ちふさがる。
異常です。
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