もう、お終いだ。(2017/12/31 19:18)

終わりだ。

終わりを迎えようとしている。




2017年12月31日。大晦日である。

まぁ、365日のうちの1日、人生のなかのたった1日が終わるだけだが、区切りというのは大事である。特にほぼ全世界の人々が共有している区切りであればなおさら。


一定期間を定め、その期間の効率性、有効性、収益性などを明らかにし、振り返り、そして次の期間に活かす。会社でいえば決算というやつだが、個人においてはただの区切り、ともすれば一年という一定期間のなかの、いちイベントという認識に陥りがちなので、ここはひとつ、この一年を総括して締めくくろうと思う。


というのは体の良い言い訳で、ようは年末に特に行く当ても、予定もない人間の半ば暇つぶしである。



一言で言えば、2017年は過去1,2年に比べて上向いた年だったと言える。


と言っても決して好調だったというわけではない。

ここ1,2年、マイナスに近かったもの、あるいはマイナスだったものが少し良くなったというだけだ。

なかなか厳しい一年だったことは間違いないが、だがそれでも過去に比べ若干ではあるが好転したと思える分、まだマシな一年だったと思う。

ただ、ダサいかダサくないかでいえば、ここ数年で一番ダサい一年ではあった。




仕事において。

会社の組織改編に伴い多少責任ある立場へと変わったものの、職務内容にこれといって大きな変化があったわけではない。嫌な役回りが増えたが、その分雑務も減ったのでプラマイゼロといったところだろうか。数名のブカができたが数年で失うか僕よりも上へと昇ることは想像に難くない。

しかしまぁ、今年度においては大なり小なり起こる波の中で大きなミスもなく乗り切り、同じく大きな成果を上げることもなかったが地道な実績を積み重ねたということでまとおめておこう。


給与は立場の昇格に伴い多少上がった。しかし、以前のエントリでも書いた通り、それで幸福度が上昇したかといえば、そんなことはない。

客観的に見て年齢、職務内容、環境に見合っただけの報酬は得ていると思う。過去には転職を考えたこともあったが、今のところそこまでの不満はない。

ビジネスというかお金の稼ぎ方、生き方に野心がないわけではないが、それはまた別の話だ。




プライベートについて。

プライベートにおいては色々と浮き沈みの激しい一年であった。おもに感情的に。

普通に生きていても一年を通せば何かしら起きるとは思うのだが、短い間隔で細かく感情を揺さぶられることが多かったかもしれない。

あまり人前で感情の起伏を見せないようにしているつもりだし、こっそりと吐き出しているつもりだが、割と顔や態度に出やすいことは自覚しているので、誰かに不快な思いや心配をかけたのだとしたら申し訳ないと思う。


今年一年かけていたもの(かかってしまったもの)に終止符を打った。

心残りはきれいに終えられなかったことであるが、きっときれいに終えることが出来ることのほうが少ないのだろう。非常に残念だ。


プライベートの問題こそつまびらかにすることではないと思うので詳しくは書かないが、ある程度のことはTwitterでもつぶやいたりブログに書いている通りだ。

良いこともあったし、悪いこともあった。出会いもあったし、別れもあった。

決して人には話せない(話すようなことでもない)こともあったが、それは誰しも一つや二つくらいあるものだろう。


全能感というか万能感、多幸感、万事上手くいっていると感じることはまったくなく、プラスの感情よりも、惨めさやみすぼらしさといったマイナスの感情、自分を嘆くことの方が多かったが、それを不幸だとは言わないことにしている。

それはある種の生き方だ。上手な生き方とは言えないかもしれないが、そこから生まれてくることもあるだろう(たぶん)。




とまぁ、今年一年を振り返ってみたものの、このことにどれだけの意義があるのかは不明だ。一区切りをつけてみたところで明日から何かが変わるわけでもない。ただの一日が過ぎていくだけだ。


普段はほとんど摂取することのないアルコールをちびちびちと脳内に送り込み、そこに生み出される夢と現実の狭間で今日という日を終えたいと思う。


放っておいても明日はやってくる。神がお決めになったことだ。



それでは、よいお年を。

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