5話 第三章 メインヒロイン、キター!

「なあマイト」


「おん?」


俺の返事がやけに暗く思えたのは、自分でもなぜだか分からない。


「お前、なんかさっき、やたらとうなされてたぞ?」


前を歩くセタスは、顔だけをこちらに向けてきた。


「……。」


「なんか悪い夢でも見てたんか?」


その質問には答えず、俺がふと遠くの方を眺めていると……


そこに何やら城らしき影が……


「お!あれか?目的地って?」


俺は急にそんなことを言い出して、小走りでセタスの隣へと追いついた。


「あ!あれだあれだ!」


すると、あっさりと、奴の興味も今しがた見え出した目的地へと移り、俺たちは意気揚々と目の前に続く道を歩いて行く。


「ところでセタス――

お前……あの国行ったことあるんか?」


「え、あ、いや……初めて行くよ?それがどうした?」


キョトンとした様子で答えるセタス。


じゃあ何で昨日は『もうちょっとで着く』とか言えたんだよ!


俺は一人、ため息を吐いた……


街に着くと――


そこは、まるでお祭りかと見紛うほどの盛況ぶりだった。


まるでファンタジーの世界に入り込んだかのようなその町並みは、やはり物語でしかその世界を知らなかった俺を心から感動させるには十分なものだった。


「うっひょー。やっぱいつ見てもスゲエな、この町は……。」


となりではセタスもあちこちで開かれている露店、催し物などを見渡し、ヒュウ――と口笛を鳴らす。


「いつもこんな感じなのか?」


「ああ、そうだ。このアレクセイ商業都市は真ん中に二手に分かれた川が通ってるんだ

それでこの街は商業都市としていつもこんな感じで栄えてる。」


「さっきから街って言ってるけど……国じゃないのか?」


「ああ。あくまで都市だ。複数の貴族が自治体を形成して統治している。

だから王とか領主、ってのとはまた違うんだ。」


なるほどな……てか……


俺はセタスの口ぶりに、ふと違和感を感じた。


「……なんか……何度も来たことある様な言い方だな。」


するとセタスは何を隠しているのか――


「え⁉あ、ああ……

噂では聞いてたからさ。」


何故か慌てて取り繕った。


まあ、別にどうでもいいけど……


まるで都会に来た田舎者のように物珍しげにキョロキョロと周りを見回している俺。


そんな俺にセタスが少しおかしそうに笑いながら……


「まあ、気持ちは分かるが遊ぶのは後だ。

まずは貴族たちの居る都市会議場を目指そう。」


そして俺達はその会議場とやらを目指すことにした。


そして――


街を歩くことしばらく……


「あれ?セタス?」


ふと辺りを見回してみると、気付けば奴の姿はどこにもなかった。


どうやら俺は奴とはぐれてしまったようだ……


何だよアイツ⁉何迷子になっちゃってんの?子供なの?


俺があまりに手のかかるセタスに呆れ返り、周りをキョロキョロと見回していると――


「お客さん。それ、結局買うのか?」


目の前の店主が、俺が手に持っていた瓶を指さしていた。


「言っとっけど。魔液は高えぞ。なにせ飲んだ人間の魔力を補給する品物なんだからな。

液体である分、魔石よりも高い。」


しかし、今俺はそれどころじゃない。


「おっさん。俺は今金が無いんだ。タダで良いなら買ってやるよ。」


「……お前殴んぞコラ。」


案の定怒られた。


そうして店を追い出された俺は、とにかく奴を探すため、そこら中を歩き回る。


しかし――


人が多い。


見つかる気配が無い。


俺はただひたすら歩き回りながら奴の姿を探していた。


そして――


やがて周りの景色はどんどんと色を変えていく……


いつの間にか辺り周辺は、すっかり寂れたものとなっていた。


「どうやら……変なところに出てしまったようだな。」


俺は知らず知らずのうちに、人気の少ない所へと出てしまったらしい。


ここはどこだ?


先ほどの街並みの様子とは違い、お世辞にも綺麗な場所とは言えない所だ。


石畳だった地面も、いつのまにか手の加えられていない土となっている。


どこを歩いているかも分からずに、俺がふと脇に目を逸らすと……


「……あれは?」


その先には、二つの人影。


大と小


その二つが向かい合っているのが目に入った。


俺はさらに目を細めてみる。


その人影をよく見ると、一人は筋骨隆々な大男に、もう一人は小さな少女だった。


雰囲気から察するに――


「てめえ……ただじゃ済まさねえからな!」


何だか只事では無いらしい……


「クッ……こんな時に、せめて魔石などがあれば。」


男に詰め寄られている少女は、どうやら切羽詰まったような様子に見える。


「お前はさっき俺の仲間をやったときに、魔力を使い切ったみたいだな。

覚悟しやがれよ!」


「悪党の分際でッ!」


そう毅然とした態度で立ち向かう少女は、綺麗な金髪に綺麗な身なり。


おそらくはどこか良い家柄の娘だろうな。


一方の大男はボロボロの恰好で頭には頭巾を被っており、いかにもガラの悪い顔つきだった。


よく分からないが、これは止めに行った方が良さそうか?


「おい。ちょっとアンタ。落ち着けよ。」


俺はその少女の前へと進み出ると、男の前へと立ち塞がった。


「何だおめえは……?」


男は剣を片手に俺に凄んでくる。


わあ……怖いお顔。


「何があったかは知らねえが、丸腰の女の子を剣で襲うのは良くないよ。」


すると男は激高して怒鳴りつけてくる。


「なにが丸腰だ⁉この小娘は魔法が使えるんだよ!

さっきも俺の仲間をやりやがって!」


一体何があったんだ?


俺は後ろで控える少女に、首だけを振り返って尋ねた。


「そもそもキミら何があったの?どうしてケンカしてるの?」


少女は見た目とは似合わぬ厳しい声音でそれに応えた。


「気を付けてください。目の前に居るその者はこの街を荒らしている悪党集団のリーダー、カルミネという凶悪な輩です。」


なるほど。凶悪な輩――ね。


そして俺はカルミネと呼ばれた男に向き直る。


「おい。カルミネとやら。」


まあ、俺は勇者だ。


ここで一発名乗りを上げてやれば、コイツは金玉が縮み上がって逃げていくに違いない。


「聞いて驚くなよ?」


「な、なんだよ。お前。」

そう前置きした俺に、カルミネは強気な態度を崩さないまでも、一瞬たじろいだような様子を見せた。


「我の名はマイト!

何を隠そう――何か偉い人からこの国に派遣された勇者だ!」


「何⁉」


「まさか!貴方が⁉」


俺のその名乗りに対し、二人は顔色を変えて驚く。


へっへっへっ……決まったな。


ここは勇者の威光を借りさせてもらうぜ。


なんてったってこんな強そうな奴と戦って勝ち目はない。


頼む。そのままビビッて逃げてくれ。


俺が余裕そうな笑みを湛える反面、内心では切実な思いでお祈りをしていると……


「ハッ……お前が勇者か。いけすかねえ野郎だぜ。

剣を抜けよ。お前も一緒にぶっ殺してやる。」


男はビビるどころか――逆にやる気になったようだった。


「え……ウソ?お前馬鹿なの?勇者だぞ?俺、勇者だぞ?

勇者に手を出してどうなるか分かってんのか?

きっと他の連中が黙ってねえぞ?」


予想外の反応に、俺は焦って小物臭い発言をしてしまう。


これはあれだ。よく漫画とかで出てくる、実力は無いけど権力にモノを言わせる感じの敵のセリフだ。


こんなんじゃダメだ。もっと大物感を出さなければ……大物感、大物感……


「もしも俺が滅びようとも、必ずや第二、第三、第Nの勇者が現れるであろう。」


「何言ってんだお前?」


素であしらわれた……


マジで何言ってんだよ。これは大物は大物でも魔物の王の方のセリフじゃねえか。


そうこうしているうちに、カルミネは剣を構え、俺に向けてズイと一歩踏み出してくる。


「ちょ……ちょっと待て!タンマ!タンマだ!」


俺は片手を前に突き出し、カルミネを制止する。


「テメエ……時間稼ぎのつもりか?」


しかし奴はその顔に、ますます怒りの表情を露わにした。


こういう時は……あ、そうだ!こんな時こそ俺のあの能力の出番だ!


「やい!それ以上近づかない方が良いぜ!」


俺は不気味な笑みを浮かべ、カルミネに笑いかける。


「……今度は何だ?」


俺のその言葉に、奴はやっと足を止めてくれた。


そして俺は勝利を確信した様に、奴にこう言い放ったのだ。


「勇者の名がこの地にも広まってんだったら……

俺が神から授かった力の事も知っているだろう?」


「知らん」


即答だった。


俺はいきなり出鼻を挫かれるが、それでもめげるわけにはいかない。


「そ、そうか……。

じゃあ知らないなら教えてやろう。


――俺が神から授かった力。それは、世界を消滅させる能力だ。」


「おう。じゃあ消滅させてみせろよ。」


即答だった。


「よし、じゃあ望み通り……って、え?」


こいつ何言ってんの?


すると奴は呆れた様に、俺を見下ろしながら言い放つ。


「消滅させてみろって言ってんだ。

世界の何もかもを消滅させんだろ?」


コイツ!さてはウソだと思ってるな⁉


「ウソじゃねえぞ……?これ、マジで本当だからな?

いや、本当マジでウソじゃねえから。」


「だからやってみろっつってんだ」


「…………。」


「……どうした?出来ねえのか?」


…………。


「ね、ねえキミ。こういう時ってどうすればいいの?」


「わ、私に聞かないでください!」


俺は気づけば後ろの少女に助けを求めていた。


「別に嘘かどうかどうでもいいんだけどよ……

結局のところは使えねえんだろ?」


コイツ……足元見やがって!


てかこの能力つくづく使えねえ!


「御託はおしまいだ。さっさと剣を抜きやがれ。」


そう言って奴は腰を落として剣を構える。


いよいよ手詰まりか……


俺は覚悟を決めて剣の柄を握る。


しかし俺は剣を振ったことはおろか、剣を握ったことすらない一般人だ。


真向から立ち向かってもとても敵わないだろう。


ならば……


俺は懐から水筒を取り出し、注意だけは前に向けながら、クリスタへと差し出した。


「キミ。魔法が使えると言ったな?」


「え、ええ、はい!」


「魔液だ。これを飲んで魔力を補給してくれ!」


「え……ま、魔液?

で、でも!こんな高価なもの……」


「いいから飲め!それで何でもいいから奴に攻撃魔法を放つんだ!」


「は、はい!」


押し切るようにそう言うと、彼女は素直にそれを受け取ってくれた。


……後ろで水筒の栓を抜く音がする。


「させるかッ!」


カルミネはそれを阻止すべく、こちらへと向かってくる。


「くっそ来たか!」


相手は頭上高くに剣を振り被り、唸りを付けて俺に斬りかかってきた。


「うわっ⁉」


俺は無我夢中で横っ飛びに身体を投げ出す。


地面に打ち付けられる身体――


たったそれだけなのに、思っていた以上にその衝撃は痛みを伴った。


今どうなっているんだ?


初めての戦闘に気を動転させながらも、無理矢理俺は身体を起こす。


そして何とか立ち上がった俺の目が捉えたもの、それは――


地面の土に深々と突き刺さる、カルミネの剣だった……


危ねえ……


俺は背中に嫌な汗が流れ出すのを実感する。


やはりアレを剣で受け止めようとしていたら、剣ごと俺の身体が真っ二つになっていたに違いない。


その時――


「勇者様!準備が出来ました。」


ちょうどいいタイミングで少女の声が――


「よし!奴に魔法を放ってくれ!」


しかし彼女は困惑した様子で、魔法の詠唱を躊躇う。


「ですが……先ほどの水筒は……」


彼女が言いかけた所を――


「良いから早く魔法を放つんだ!奴に向けて呪文を詠唱しろ!」


俺はさらに大きな声で遮った。


「は、はい!」


腑に落ちぬ様子で、それでも彼女は言うがままに呪文を詠唱し始める。


「水よ!その姿をツララと変え、敵を射抜きたまえ!」


「クソ!さっきのアレか!」


カルミネは顔の前を遮るように、剣身を添えた。


奴は今から放たれるであろう魔法を防ごうと、身構える――


が、しかし。


「……?なんだ?」


大きく前に突き出した彼女の手。


恐らく本来はそこから放たれるであろう魔法は、姿を見せず――


彼女の呪文詠唱の声だけが空しくその場にコダマしたのだった。


……よし!奴の注意が逸れた!


俺はすかさず手に握っていた土をカルミネの顔面に投げつける――


俺の策略通り、どうやら奴は彼女の手元に意識を集中しており、視界の脇から飛んでくる土には気づかなかったようだ。


「ぐあっ!」


結果――


見事に奴の視界を奪う事に成功した。


「て、てめえ!この野郎!」


「バーカ。瓶で売られている魔液をわざわざ水筒に入れ替える奴がどこに居んだよ。」


引っかかってくれてよかった。普通ならハッタリだって気づきそうなもんだが……


奴は目を押さえながら、闇雲に剣を振りまわしている。


俺は奴の目の前に剣を放り投げ――


無造作に地に転がった剣は、カチャン――と無機質な音を立てた。


途端――


「うるぁー‼」


その音に敏感に反応したカルミネは、剣を頭上高くに振りかぶる。


そして――


とてつもない勢いで、その音目掛けて剣を振り下ろす。


ビュン――


と空気を引き裂いていったカルミネの剣。


しかしそこに俺はいない。


奴の剣は先ほどと同じように、目の前の土に突き刺さっていたのだった。


「何⁉」


相変わらず目が見えないまま、剣が空振った事実に動揺するカルミネ。


奴がすぐさま地面から剣を引き抜こうとする一瞬の隙に――


俺は手に持っていた剣の鞘を振り下ろす。


狙いは剣を持つカルミネの……その手だ――


「ぐあっ――!」


奴の手から、鈍い音が鳴り響く。


たまらず剣を取り落とすカルミネ。


地面に突き刺さったままの奴のその剣を、俺は冷静に奪い取った――


――はずが……


……剣が抜けない。


奴の剣はその身を深々と地に埋めており、俺の力ではビクとも動かなかった。


こいつ……どんな馬鹿力してんだ!


俺は冷静に剣を抜くことを諦め、今度は自分の剣を拾い上げる。


そして――


やっと奴は目に入った土を擦り取ったのか、赤い目をパチパチさせながら目を開いたとき――


喉元に突き付けられた剣先にその目を奪われた……


「観念しろ。俺は勇者だ。お前如きが敵う相手ではない。」


奴は悔しそうに唇を噛みしめる。


そんなカルミネに対し、俺はもうひと押しとばかりに、畳み掛けた。


「命まで奪うつもりはない。とっととこの場から立ち去れ。」


「勇者様!」


俺を諌める様な、彼女の言葉が後ろから投げかけられる。


するとカルミネは――


「クソッ!」


吐き捨てる様に毒づくと、そのまま踵を返して逃げ帰っていった……


「勇者様……よろしかったのですか?」


彼女が心配そうに俺の顔を眺めている。


「あの人は恐らくこの都市に巣食う悪党集団のリーダーです。今逃がせば後々大変な事になるかもしれません。」


アイツ……そんなに大物だったのか?


俺は内心驚いたが、あんな馬鹿力を生け捕る事など俺には到底出来っこない。


「いいよ。キミの安全の方が大事さ。」


俺はにこやかに笑いかける。


「す、すみませんっ!私の事なんかを心配して頂いて……」


彼女はあたふたと俺から目を逸らすと、なにやらモジモジとさせながら顔を赤らめた。


……コレ、決まったんじゃね?


今の俺は、ザ・異世界ハーレム主人公の様に振る舞えているに違いない。


勇者、ここに爆誕すッ―――!ってか?


「いや、それよりもキミの機転はすばらしかったよ。よく俺の意図が理解できたな。」


「え、いや、あれはただ言われた通りに従っただけで、勇者様があのようなお考えをされていたとは全く気づきませんでした。」


分かってなかったのに俺を信じてくれたのか。すげえ良い子だ。


「でも……勇者様ほどのお方であれば普通に戦っても難なく倒せたのでは?」


うっ……痛い所を付かれた。


せっかく今カッコよく決めている所なんだ。もしも実はザコ勇者だったとか思われたら恥ずかしくて世界滅ぼせる自信ある。


「あ、ああ……それは……

戦闘に油断は禁物だ。だからこそキミの力を借りたかったんだ。」


かなり苦しい言い訳だ。


やばいな?実力を疑われたのではないか?


俺が恐る恐る彼女の顔を見ると――


「……あ、ありがとうございます。」


なぜか彼女は嬉しそうに微笑んだ。


「あ!こ、これ!さっきの水筒です!」


彼女は慌ただしくその手に持っていた水筒を俺に差し出す。


「ご、ごめんなさい……。さっきはとっさの事だったので、その……」


また、彼女は顔を真っ赤にして、身体をモジモジと捩じらせる。


「く、口を……つけて、しまいまし……た。」


か、間接……キス……だと?


俺は自分の心臓がドクドクと脈打つ音が際立って聞こえてきた。


しかし俺は勇者だ。動揺しているのを悟られる訳にはいかない。


そう。そうだ。ラノベの鈍感系主人公になりきるんだ。


「いいよ。そんなこと。あ、そうだ。キミの名前は?」


俺は何とか平静を装いながら、話題を切り替える事にする。


「あ、私はクリスタ。クリスタ・ウンディーネと申します。」


彼女は恭しく一礼すると、自らの名を名乗った。


「クリスタ……か。良い名だな。それより、クリスタはいったい何をしていたんだ?」


「私はこの街を荒らしている悪党集団がいないかパトロールをしていた所だったのですが、ちょうどその時に先ほどのカルミネ一派と出くわしてしまって。」


「キミ一人でか?」


「ええ。これでも私、結構強いんですよ?」


彼女はそう言って控えめに胸を張って見せる。


メチャクチャ可愛い……


そう言えば、たしかにさっきもカルミネの仲間を倒したとか言っていたな。


「ところで、勇者様こそこんな所で何をしていたのですか?」


俺は彼女のその問いに――


「あ、そうだった……」


すっかり忘れていたセタスの事を思い出した。


「なあ……会議場ってどこにあるか知ってる?」


俺はダメ元でクリスタに尋ねてみる。


「もちろん知っていますよ。私も貴族ですから。」


「本当に⁉じゃあ、もし良ければ道案内してもらってもいいかな?

俺、道に迷っちゃって……。」


もうセタスと合流するのは諦めよう。


お互い会議場に向かってた訳だし、もしかしたらアイツもそこに向かっているのかもしれない。


「喜んで!勇者様のお役に立てて光栄です!」


彼女はパアッと輝く様な満面の笑みを浮かべて頷いたのだった。

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