第3話 女騎士の性感帯を刺激せよ!
ミニスカワンピース1枚で施術台に俯せになり、むっちむちの白い太ももが眩しいリカちゃん。職業:女騎士って、エロ漫画とかでよくモンスターにエロいことされてる職業だよな…ますます企画モノAVにしか見えなくなってくる。ギリギリのところでパンツが見えないのがなんともいい感じである。
そんな邪でしかない気持ちでいっぱいになりながら、リカちゃんの太ももに指を伸ばす。
指がふととももにわずかに触れた瞬間、バッと振り返って睨みつけられる。
すぐに「痴漢などしていません」という両手お手上げポーズを取る。これは満員電車で培った瞬発力だ。俺は善良な一般人だったから女性が隣に来た瞬間にこのポーズをキメていた。
「なんでそんな場所を触ろうとするんだっ…! 貴様、まさか不埒なことを考えているわけではあるまいな」
はい、考えてます。めちゃくちゃ考えてます。俺は心の中で呟く。
落ち着け、俺の返答次第でこのスケベチャンスは全て台無しになる。
俺はきらきらとしたさわやか好青年の顔を作って微笑む。スケベは一切考えてない、そんな仏のような顔である。これは心の中はどうあれ、性的なものを一切感じさせないように訓練してきた俺の得意技だ。
「不埒なこと…って何かな? 俺はただ、いつも通りの施術をしようと思っただけなんだけど…困ったな」
「っ……!」
俺は必殺「ん?何がおかしいの?やらしいこと考えてるのどっち?」な空気を醸し出す攻撃をキメた。自意識過剰だね!と暗に辱められ、リカちゃんは真っ赤な顔になっている。俺は仏スマイルを崩さないまま、心の中でガッツポーズをした。よし、いいぞ…俺のペースだ。
「リカちゃんの不調。診させてもらったけど、毒が原因だったよ」
「毒…だと? 戦闘後にヒーラーに治癒してもらったのだ。そんなはずはない」
「でも直ってないんでしょ? ヒーラーの治療がその毒には効かなかったんじゃないかな」
「そんな…」
「そして毒は太ももにある。マッサージで毒素を出していこうと思うけどいいよね?」
これはマジで嘘は言ってない。だって太ももに毒って表記が見えてるんだもん。たぶん、これを何とかすれば、毒は消えるはず…。
…でも何とかってどうするんだろう。急に不安になってきたな。
「……わかった。だが貴様、嘘をついていたらその貴様の粗末なものは切り取って、切り刻んでブタのエサにしてやるからな」
ヒュン。俺のかわいい息子が縮みあがる音がした。
やばい、失敗したら確実に死ぬな…。確証はありません!と今からでも謝るか?
いや、でも逆に考えてみろ。生まれてこのかた俺は女の子の生の太ももに触ったことがない。前世でマッサージを受けに来てくれる女性たちはみんな施術着を着てバッチリ防御してたし、プロとしてエロい目では見ないようにしてたし。俺マジ童貞だし。
女子の太ももにエロい欲望を持って触るチャンスはもう、これを逃したら2度と来ないかもしれない。
命を懸ける価値は……十分にある―――!!
「構わない。絶対に治してみせるから、俺を信じろ」
俺は覚悟を決めた。エロマッサージのためなら喜んで死んでやるよ。
リカちゃんの生太ももを触れるなら、我が人生に一片の悔いなし!!
そう思いリカちゃんを見つめた。目が合うと俺を見てなぜかリカちゃんが少女漫画のようなぽっと顔を赤らめた顔になっている。なんでだ?
俺は手術を前にした医者のごとく顔の前に手をかざすポーズを取り、集中力を高める。
俺のテクニックよ!いざ!
リカちゃんの太ももを両手でわしっと掴む。想像通りの弾力、ハリ…!!
神様、ありがとうございます!心の中で神に手を合わせながら、手を動かしてみる。
まずはなでなで揉み揉み、太ももを堪能させていただく。
ああ、ぷるぷるだ…。太ももだけでこんなにエッチだなんて…リカちゃん、君は最高だ!
興奮して鼻息が荒くならないように気を付けながら、下から上にスライドし、スカートの際のところまで指を進める。
ソフトタッチでお尻の付け根の部分まで指を滑らせてみると、ピクン、と軽くリカちゃんの体が反応する。
エロい…このままずっと揉み揉みしていたい。そんな気持ちでいっぱいだったが、そろそろ[毒]がある患部のほうにいくことにした。
[毒]と表記が出ている部分。内もものだいぶ際どい場所にある。
俺はリカちゃんの両ももの間に親指を差し込んで指をもぐらせ、ソコを撫でてみた。
するとビクンッ!とリカちゃんの体が激しく反応した。
えっ、まだ強く押してはいないんだけど…やばい、エッチに触りすぎたか…? びびりながらリカちゃんの顔をのぞく。
「っ……」
リカちゃんが俯せていた顔をこちらに向ける。顔が上気して赤く染まり、少し息が乱れていた。これはいわゆる…トロ顔というやつでは!?
「き、貴様…何をした…!」
艶っぽい吐息を吐き、声を震わせるリカちゃん。めちゃくちゃ感じてるじゃん…!!
これ、もっと強くマッサージしたらどうなるんだ?
恐らくこの[毒]の文字が指すポイントが、リカちゃんにとってめちゃくちゃヤバい性感帯になってる…と推測する。
期待が膨らみ、リカちゃんの質問を無視して俺は指に力を入れた。
「んんっ…!」
ソコを強く擦ると、堪えきれず漏れたリカちゃんの官能的な声。息もあがっている。
俺は強弱をつけてゆるく弧を描くようになでたり、コリコリと小刻みに揉みこんだり、汗ばんでくる太ももを思う存分揉みしだいた。
「あっあっ……やっやめ…もうそれ以上…触るなっ…」
リカちゃんはだんだん声を我慢できなくなってきて、力の入らない手で俺の手を制止しようとする。…が、俺はもちろん…やめてやらない!!
[毒]の文字も薄くなってきている。あと少し…あと少しだ…!俺は、擦る指を激しくし、ラストスパートをかける。
「はあっはあっ…だめっやめろっ…!!あっそこはっ……!」
悶えながら喘ぐリカちゃん。俺の指で女の子が感じまくっているだなんて…! 施術台の下にいる俺の息子も完全に元気満タンになっていた。
「はあっんっ……くっ……もう……殺せっ…!!…あっあっ」
アーーーーッ…とひと際高い声をあげてビクビクンッ…とリカちゃんの体が跳ねた。
俺の息子もパンツの中で同時にフィニッシュ。はあっはあっ…とリカちゃんと共に息が上がる。
リカちゃんを見るとエロ顔で達したまま気絶している。太ももの[毒]の文字は消えていた。
ありがとうリカちゃん。最高のオカズ、いただきました。
俺は眠るリカちゃんに向け親指を立てる。そのまま力尽きて、バタンと床に倒れた。
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ツンツン、頬に何かが当たる感触がある。だんだんと突く力が強くなりしまいにはバシッと頭をしばかれた。
「いって!!」
痛みで覚醒し、がばっと体を起こすと目の前にはものすごい美女。リカちゃんがいた。しゃがみこんで俺の顔を覗いている。
「いつまで寝ている気だ」
「あれっ?俺…そっか…寝ちまったのか…」
リカちゃんは、装備をすべて装着し、キリっとした戦士の顔に戻っている。
あの痴態をさらしまくって喘いでいたリカちゃんは俺の妄想だったんだろうか? と思っていると、やや頬を赤らめもじもじしながらリカちゃんが声を発した。
「……き、貴様の施術のおかげで、体のだるさが全部消えた。疑って悪かったな」
リカちゃんが…デレた!!可愛すぎるんだが。そしてマッサージで毒消えたのか…ってことは…夢じゃなかったーー!あれが淫夢じゃなかったとは。思い出してまた勃ちそうです…。
「謝礼は施術台に置いておいた。その…貴様のような技能を持つマッサージ師がこんな田舎町で埋もれているのはもったいない。王都で店を開く気はないのか?」
「ああ、ありがとう。いや、王都で店を開けるだけの金なんかないし…」
「そ、そうか。ではうちの屋敷で専属で雇ってやってもいいぞ…?」
えっまさかのリカちゃん専属のお誘い!?
リカちゃん、俺のマッサージよっぽど気に入ってくれたってこと? ということは…
「俺の施術、そんなに気持ちよかった? なっなんなら別の場所も今すぐほぐして…」
「ばっばかもの!」
言い切らない前に平手打ちが飛んできた。さすがは女騎士。めちゃくちゃ痛い。
「あっあんな破廉恥な施術…気持ち…よかったわけ…っ…!」
真っ赤になって恥ずかしがっているリカちゃん。
い、イってたよな? 後学のために正直な感想が欲しいところだが、それを言ったら今度こそ俺の息子がズタズタにされそうで俺は黙ることにした。
リカちゃんは立ち上がり、店の扉を開けた。帰っちゃうのか。夢のようなひとときだっただけに寂しさが募ると、リカちゃんが俺を振り返る。
「貴様、名はなんという?」
「え? 名前? ユウト・ササキ…だけど」
「………ユウト、また来る。ではな」
そう捨て台詞を残してバタンと扉がしまった。
また来るってことは…またスケベマッサージチャンス…ある!?
期待と妄想で俺の頭はすぐさま埋め尽くされそうになるが、さっきのリカちゃんのセリフが頭をよぎった。
「王都に店…か。王都に行ったらもしかして、エロかわいい女の子といっぱい会える?」
俺の中で新しい目標が出来た気がした。
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