第8話 束の間の幸せの終わり

やぁ、ヤコだよ今俺はエレナに神狼内部を案内してるよ、


ヤコ:[えっとー、一応全部紹介したけど大丈夫?]


エレナ「ひ、広すぎます…」


ヤコ:[まぁ、食堂とかお風呂とか近くにあるからいいでしょ、]


エレナ「はい…」


俺たちは長い廊下を歩きしばらく進み


ヤコ:[ここがエレナの部屋だよ]


エレナ「へ?」


ヤコ:[好きに使ってくれ]


エレナ「…」

─────

エレナ視点

─────

どうもエレナです、今ヤコさんに船の中を案内してもらってます、ですが…この船!広すぎです!そして廊下が長い…ん?どうやらヤコさんは私に部屋をくれたようです、どんな部屋なんだろ…最低寝れればいいですs…な、な、な、ななんですかこの広さと清潔さと豪華さわァァァァァ


エレナは混乱した

自分の感覚ではこの部屋は広すぎると


エレナ「ヤコさん…この部屋…私にほんとにくれるんですか…」


ヤコ:[あぁ、そうだね]


エレナ「こんな広くて豪華な部屋でいいんですか?」


ヤコ:[へ?、これ普通の部屋ですけど…]


──────

内なるエレナ

──────

ふ、普通の部屋のへやですとぉ!?こんな豪華なのに…さてはヤコさんかなりの大金持ち!?あの人数のクルーを従えるのならかなりのカリスマ性を持っ人なのかな…どうしよう私、とんでもない人のとこに来た感じが…


────

通常視点

────


ヤコ:[おーい、エレナー、聞こえてるかー]

(目の前で手を振って呆然としているエレナに話をかける


エレナ「は、はい、大丈夫です…とりあえず今日は疲れているので先に寝かせてもらいますで、では!」


エレナはドアを高速で開閉し部屋に入り布団に倒れ込み枕に顔を埋め、もう一度とんでもない人のとこに来てしまったと思いながらも寝るのであった


pm.23:00【事件発生】


俺は部屋でアンドロイド達に艦内の掃除や砲台の整備を命令していた


ヤコ:[整備長、主砲はどうだ?]


整備長:[艦首砲ですが未だに調整中なため6連発までなら冷却せずに撃てますがそれ以上は冷却に10秒必要です]


ヤコ:[そうか…それ以外は?]


整備長:[それ以外でしたら、全て調整が終わっておりフル稼働で問題なく動かせます]


ヤコ:[主砲の調整を急がせるように…なんかやな予感がする…]


整備長:[了k…]


ドーーーン


ヤコ:[な、なんだ!?]


アンドロイド兵「至近距離で爆発!」

アンドロイド兵「何が起こったんだ!」

アンドロイド兵「俺に聞かれてもわからん!」


ヤコ:[誰か双眼鏡を]



いきなり外から爆発音が聞こえたので、俺はアンドロイド兵から双眼鏡を借りて窓の外を見てみると数日前に見た帝国の戦艦が爆発し船体が真っ二つにわれて大破しており


ヤコ「何があったんだ…」


Rai【マスター近くで帝国戦艦が爆発したようです原因は不明です】


俺は少し混乱したなぜいきなり爆発したと言うことだけが頭の中を回り俺はとりあえず部屋にあるテレビでニュースを見て驚いたこの爆発事故は事故ではなく、このステーション在住の者によるものだと、帝国政府は報道しており、既に爆破予告声明が出されていたことが発覚しており。危険分子とみなされ収容所送りにされることを知っている俺は嫌な予感がした。


ここが帝国に襲われる=俺も襲われるかもしれない


ヤコ:[Rai!すぐさま出港準備!]

(俺は近くにあったコートと帽子を装備し


Rai【了解しました、艦長、どこへ行くのですか】


ヤコ:[少しでも遠くだ、急いでくれ!あと、近くにいる民間人を乗せてやれ!帝国の歩兵師団の襲撃来るぞ!来るぞ!]


────

市民視点

────

市民A「なんだこれ…おい、やめてくれ!離してくれ!」


帝国兵「動くな!」


市民B「逃げるんだよー!」


数人の市民が呼び掛けに応じず逃走するが


帝国兵「おい!どこへ行く!待て!」


帝国将校「おい、慈悲は無用だ撃て」


帝国兵「了解」


ズダダダダダ


市民「「「ぐぁぁぁぁあ…!」」」


逃げ出した市民は即座に銃弾で蜂の巣にされ倒れていく


街にいる自警団が帝国に抵抗するも練度の低い民兵達は必死の抵抗をするも敗走を続けていき数時間のうちに交易ステーションの7割が帝国に制圧された


────

ヤコ視点

────


ヤコ:[Rai、管制塔に発進許可を]


Rai【発進許可リクエスト中………拒否されました】


ヤコ:[ダメか…よし強行手段に出るぞ、Rai!全アンドロイドに通達せよ、補給作業は現時刻を持って中止!持てるだけ持って船に帰還させろ!]


Rai【了解しました、全アンドロイドにつぐ、総員持てるだけの物資を持って帰投せよ、繰り返す総員持てるだけの物資を持って帰投せよ】


ヤコ:[俺はブリッジに行く…その途中でエレナを起こして防護服に着替えさせとく]


Rai【了解】


俺は艦内を走りながら思った

おかしい…ストーリーが思いっきり改変されてる…本来なら宙族狩りをしていたら帝国の奇襲のはずなのにと思いながら走っていると窓からハンガー内が見え帝国兵がそこまで迫っており戦闘用アンドロイド達が船に後退しつつも応戦しており俺は急ぐことにした

─────────

アンドロイド兵視点

─────────

アンドロイド兵「なんとしてでも耐えるんだ!」


アンドロイド兵「そこの民間人!いそいでこっちにはしれ!!」


アンドロイド兵「負傷者を優先して載せろ!」


アンドロイド兵「おい!しっかりしろ!助かるからな!」


アンドロイド兵達は搬入する予定で持ち込む途中の金属板やらコンテナを使って遮蔽物を作りながら後退していく


【エレナの部屋】


ヤコ:[っ!エレナ!]


エレナ「んぇ?…ヤコさんどうかしましたか?それにさっきの爆発は…」


ヤコ:[後で話すからこの防護スーツを着るんだ、すぐに宇宙へ出るぞ]


エレナ「え?え?」


ヤコ:[いいから早く着替えろ!!]


エレナ「は、はい!!??」


俺はエレナに早く着替えさせ腕を引き船内で最も安全なセーフルームに行き


ヤコ:[エレナ!いいか!俺が戻ってくるまでこの部屋でじっとしているんだぞ!!]


エレナ「どうなってるんですかヤコさん!?なんで帝国はここを襲うんですか!?」


エレナは中継で放送されてるニュースを見て驚いき混乱しながら聞いてきて


ヤコ:[詳しくは分からん!とりあえず逃げるぞ!]


俺はブリッジに向かい、全アンドロイドが撤退できたのを確認しハッチを閉鎖したが奴らはこじ開けようと爆薬を用意してき、爆発させたが装甲板には傷1つ入らず


アンドロイド兵「俺は攻撃を行う」

アンドロイド兵「俺は防御を行う」

アンドロイド兵「敵の装甲車を発見!」

アンドロイド兵「敵の潜水艦を発見!」

アンドロイド兵「「「「「「「「駄目だ!」」」」」」」」



アンドロイド達が搬入口や甲板に出るハッチからレーザーライフルやレーザーピストル、または実弾銃や手榴弾を使い時間を稼いでいる、どうやらアンドロイド達が自分の意思で戦っているようだ……ゲームの方では感情がないはずだったけれどもここが現実になっているのならアンドロイド達も変化しててもおかしくはない


ヤコ:[おい!]


アンドロイド(オペレーター)「はいなんでしょう」


ヤコ:[総員艦内に退避させろ!]


俺が何しようかって?そりゃ…


俺は某特務機関の総司令のような座り方をし


RAI【艦長、機関室稼働可能です】


ヤコ:[わかった、総員第1種戦闘配備、各員を持ち場につかせろ]


アンドロイド「了解、総員第1種戦闘配備、繰り返す、総員第1種戦闘配備」


オペレーター「機関再稼働開始」


機関室では動力路が稼働しエンジンにエネルギーが送り込まれていき


ヤコ:[拡散型加粒子艦首砲用意!発砲と同時に最大船速で脱出する」]


オペレーター「了解、拡散型加粒子艦首砲用意」


オペレーター「火器管制システム問題なし」


オペレーター「フライホイール接続」


オペレーター「エネルギーケーブル問題なし」


オペレーター「第1次接続完了」


オペレーター「メイン動力稼働率25%」


オペレーター「第二次接続開始」


艦首砲の内側でエネルギー加速器が発射口に伸びて接続され


オペレーター「砲身冷却準備完了」


オペレーター「第二次接続完了、砲門開け」


オペレーター「エネルギー充電率120%到達撃鉄起こせ」


砲身内で加速器が回転し始め内部には青い高エネルギーが充電されていき


オペレーター「対ショック対衝撃対閃光防御」


オペレーター「発射可能まで10秒!」


オペレーター「10…9…8…7…6…5…4…3…2…1」


ヤコ:[拡散型加粒子艦首砲発射!]


砲手のアンドロイドがトリガーを引くと加速器が撃鉄で弾かれ青い高エネルギー弾が照射されハッチに着弾すると拡散し小規模な爆発を繰り返しハッチを壊すことに成功した


ヤコ:[出せー!!!!]


ハッチが爆発してできた黒煙の中から最大船速で飛び出す神狼、果たしてヤコは今後どうなるのか


To Be Continued

────────────────────

次回

帝国に目をつけられてしまったヤコ

彼は今後どうするのか


サーて次回もお楽しみに


アンドロイド「またの御来場をm(_ _)m」

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