第5話 猫系ビーストの容態

やぁ、ヤコだ、今暴力を振るわれてたビーストの子を病院に連れてって治療してもらってるよ

トパーズには悪いけどまた後で買い物を手伝うこととして、俺は考えている

なぜあんな小さな子が…借金を…


ヤコ:[先生、彼女は大丈夫そうか?]


医師「軽度の栄養失調と軽い骨折してるな、しばらく安静にさせなさい」


ヤコ:[そうですか……]


医師「治療費の方は安くしておきます」


ヤコ:[ありがとうございます…]


医師「気を付けてくださいね?最近は帝国軍もここによってきてゴロツキどももピリピリしてますから」


ヤコ:[なるほど…]


医師は処方箋を出してきて軽く医療キットの説明をしてるおり


スターユグドラシルでの回復キットについてのチュートリアルとまったく同じだ…怪我したら回復剤を注射器で打ち込む感じだ


ヤコ:[あのー…]


医師「なにかご質問が?」


ヤコ:[いや…ただ、ずっと気になってることが]


医師「なんでしょう??」


ヤコ:[ここって処方箋以外でも回復剤キットって購入できます?]


医師「身分証があれば可能ですよ」


ヤコ:[なるほど…]


俺は彼女が起きるまで付き添って時間を潰していた


???視点


あれ?私は確か突然変な人に絡まれて腕を掴まれて路地裏に連れてかれてそのあとは…うぅ…思い出しただけでも痛い…そうだたしか狐系のビーストの綺麗な人に助けてもらったんだっけ…かっこよかったなー…今度あったらお礼を言いたい…


???「あれ…ここどこ?」

見渡す限り見たことの無い部屋だが医務室?のようなとこだと分かり


???「…どれくらい寝てたんだろ…っ…まだ…足痛い……」


私はベッドに座り部屋を見渡していると数回ノックされた後、ドアが開き例の狐系ビーストの方と合うのでした


ヤコ:[やぁ、よく眠れたかい?安心してここ病院だから…]

ヤコはそっとベッド前に椅子を置きそこに腰かけ目線を合わせてやさしく話しかけ


ヤコ:[怪我の方はどう?大丈夫?包帯キツかったりしない??]


あ…どれくらいだろう…優しく声をかけてくれる人と会うなんて…


???「うぅ…うわぁぁぁん!!」

私は咄嗟に号泣してしまった


ヤコ視点


俺は今彼女が寝てる医務室に来ているそろそろ起きてる頃だと思うけどいきなり起きたら知らない部屋にいて混乱してないかな…俺はノックした後部屋に入り


ヤコ:[やぁ、よく眠れたかい?、安心してここ病院だからね?]


俺はとにかく安心させるため優しく話しかけ、昔の教わった子供を落ち着かせる方法を実行し、目線を合わせるため俺はベッドの前に椅子を置きそこに腰かけ話をし


ヤコ:[怪我の方はどう?大丈夫?包帯キツかったりしない??]


俺はとりあえず彼女の状態を医療端末で確認しながら聞いているといきなり号泣したのだ、えぇ!?俺そんなに怖い顔してた!?あ、あれか!?このレーザーガンがトラウマに!?いや、彼女には当ててないはず


ヤコ:[ど、どうしたの!?俺が怖かったのなら悪い…]

俺は耳と尻尾をしゅんとさせながら謝り


???「グスッ…いえ…あまり……優しくしてもらったことが……ないのでつい…」


号泣しながらも話す子を、何故か俺は抱きしめてしまっていたのであった

そして俺は彼女が落ち着くまでそのままにしているのであった

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