第19話 僕の恩返し!

最近、投稿があんまりできてなくてすみません。テストとかがやばいくらいあるんで。


 コロナのせいで最近2週間にえーっと……最低3回くらいはテストあるんですよ……。


 そのため、この状況はまだまだ続きそうです……


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「うーん……」



 僕は、アパートでなにかお返ししないとということで、なにをするべきか考えていた。なにをしたら喜んでくれるかなー……って。でも、全然思いつかなかった。



「…………そうだ!……いや、これはさすがに…………でも、いいか!」



 そして考えに考えて、決まった。やりすぎると嫌われそうだし……だから、やりすぎない範囲でできそうなギリギリアウト…………いや、ギリギリセーフ(だと信じよう)な恩返しが。


 (なんか僕が楽しみたいだけみたいな感じだけど、東雲さんのためだ!うん、そうそう。)


 そう頭の中で念じながら、問題の明日に備えて眠ったのであった。





「東雲さん、一緒に帰ってもいいかな?」


「あっ、いいですよ。少し待っててください、用意をすぐに終わらせますので。」



 僕は、登校してからすぐ………とは、緊張していかなかったので放課後で一緒に下校したときに言うことにした。


 みんなの前で言うのもなんだし。すっごく恥ずかしいし。ね?みんなの前で恥ずかしいこと言える?言えるわけ無いじゃん。


 そして、下校してから何分かたった頃、僕は勇気を出して昨日の夜に決めたことを言ってみた。



「あのー……」


「はい、なんでしょうか?…………え、えーっと………ひ、膝枕のことなら……ちょっと遠慮させてください……」


「い…いや……!そ、そういうことじゃなくてね………ショッピングモールに一緒に行かないかなー………って。」


「え……?それって……」


「いや、あのー……前に自分がよく行く店に行ってみない?っていう話をしたじゃん。」


「はい、そうですね。…………あぁ、そういうことでしたか。いいですね、行きましょう。ちょうど私のよく行く店もあるので。」


「ありがとう。すっごい緊張した……」


「前に行こうと決めていたのに?」


「うん、前に行こうと決めていたのに。」




 よーっし。ここまでは成功だ。でも、これは前に行こうと決めたからな。本番はここから……。ふぅ………………………よしっ。



「あと……せっかくだし……他のところも見て回らない………かな?」


「え………?」


「いや、嫌ならいいんだよ!で…でも……東雲さんと友達らしいことしたことなかったなー……って。」



 まぁ、友達以上のことはしているけど。っていうか、出かけるのも友達らしいことではあるけど、友達以上らしいことでもあるよね。…………大丈夫かな?



「はいっ、行きましょう!」


「いいの……?」


「もちろんです!」


「良かったー……!」



 そして、東雲さんのふたりでショッピングモールに出掛けることに決まったのだった。


 このあとも、いろんな予定を聞いて明日は土曜日でちょうどいいしということで、明日になった。明日って準備する期間が短いけど、はやくデート(?)ができるなら別にいいやということで了承した。


 多分、東雲さんは僕と出掛けることを友達と出掛けるくらいにしか思ってないんだろうけど、僕からしたらデートだ。気合入れていこっ!



「頑張ろ……!」



 僕は、小さくそうつぶやいた。








《蓮と楓の目線》


「ねぇねぇ、明日土曜日なんだし、デートでもするか?」


「あぁ、それいいね!どこ行こう?」


「うーん……ショッピングモールに行ってみるとかどうだろう?ショッピングモールなら、いろんなものがあるから楽しめるんじゃない?それに、近くに公園もあるし。」


「うーん……そうだね!」



 別のところで、また違う物語が動き始めていた。


 これがどんな明日を生み出し、どんな未来を作るのだろうか。それは神のみぞ知るといったところだろう。


 ただ、早川律と、東雲琴葉の関係を、より深いものとしたことは確実だ。そして、より幸せへの未来が近付いたことも確実なものだろう。

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