「公女」世界のちょっとした悩み事

 一言。

 世界と時代設定に厚みがあり過ぎて、僕一人では全部をおそらくは書ききれない可能性が高い。

 アレンを主軸にした「公女」本編の話はともかくとして、他の話を書くのが大変なんですよね……。

 具体例としては、こんなのです。


『魔王戦争』

 人類と魔族との全面戦争。

 概略と断片は本編でも語られる筈です。従軍者生きてますしね。

 ただ、全ての話が網羅出来るかは不明。ざっくり、年表だけみても、軽く数百話かかる。厳しい。

 『流星』を主人公に、若かりしツンツンレティさん。そして、もう一人中心の物語です。……でも、これ最後、悲しいしなぁ。


『第一次~第三次南方戦役』

 リンスターが侯国連合を叩きのめした戦役。

 この話、プロットは存在するのですが、本編でどうにも書きようがない。断片情報が語られるのみになるかもしれません。


『第一次北方戦役』

 ハワードが帝国を叩いた百年前の戦役。

 この戦勝で『軍神』健在を諸外国に喧伝したわけですが、どう足掻いても詳細を書くタイミングがない。


『解放戦争』

 ユースティン帝国に対する、ララノア共和国の独立戦争。

 概略は今後、本編でも語られるでしょうが、絶対的劣勢だったララノアが如何に独立を果たしたのか。

 『英雄』の物語なので、長編を十二分に書けます。


『大陸戦乱前の世界』

 最後に大魔法が使用された大戦乱。

 それ以前の世界はどうだったのか? 本編で詳細に語るのは非常に難しい。何せ長いし。


『無数にいる登場人物の掘り下げ』

 一人一人が背景を持っているので、やる気になれば、全員分の外伝が書ける仕様です。水色屋根の店員さんの話とかも書ける。プロットはあるし。

 けれど、当然ですが、本編では全ては書ききれない。


 他、各国史もあります。

 ユースティン帝国史、侯国連合史とか、相当面白いです。

 売れに売れまくり、詳細設定と歴史年表を公開。本編以外は、諸々自由に書いてもらうのが良いのかなぁ、とか思いもしますね。「世界」を複数人で完成させていくイメージです。人一人の能力には限界があるので……(遠い目)。

 

 困難極まりないのは分かっていますが……公女6の表紙パワーで、人気に火がつきますようにっ! とにもかくにも、本編が売れないとどうにもならないのでっ!!

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