第10話・隠れた逸材、荒巻薫ともう一人
○荒巻薫、二塁手。
基礎能力・2、3、2。
野手能力・4、3、4。
「嘘だろ」
「これが本当なんだな」
荒巻薫のテストが終了したその日。
練習終わりごろに結果が出たので見せてもらった。
体力面である程度のハンデがあるのは本人も分かっていたことだろうが、それを補うほど野手としてのスキルが高い。
テストを見ていた段階でそう思ったのだが、数値で見るとこれほどとは驚きだ。
「体力はやはりキツいだろうが、これからスタミナを付けていけば、ベンチに入れる一人だな」
「凄いっすね……」
「これほどの逸材がいたのに気付かなかったとは、不覚!」
「嬉しそうですね」
「あぁ、何しろうちのチームに来てくれたからな!」
「というわけで、正式に野球部に参加することになった荒巻だ。我が野球部女子部員二人として、これから精一杯頑張ってもらうぞ!」
ん?
二人?
「監督、二人目って?」
「あともう一人、先程チームに参加することになった。青山だ」
「
○青山明良、左翼手。右投げ右打ち。
基礎能力・3、2、2。
野手能力・3、2、3。
女子部員、二人目登場。
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