第126話 設定、専門用語他1

※本編は次章準備のためお休みさあせてもらっておりますが

 SSV! 恒例、作者用に作ってある世界感他の設定です。


 読む分には知らなくても何の影響もないはずで

 読み飛ばしても影響は無い様に書いているのですけれど

 こんなの書いてる暇があったら早く本編書けよ!

 などと思いつつ、一緒に楽しんで頂けたらと思います。

 

 実際には本編よりだいぶ前にできあがって

 これ見ながら書いてるんですが。


 ※無駄に細かくなったので今回も二回にわけます。

  今週は人物、世界感編、来週がメカ編です。



特技専ITS付き 特務隊ルビィズ身柄預かり 准尉相当官 

如月・ロスマンズ特務士長

  

 オペレーターの仕事を覚えろ、との無茶ぶりを受けて冒頭はブリッジ勤務。

 どうやら、このまま除隊できなくなる可能性が一部に浮上してきたので

 如月が軍に残ったときのことを考えて、パイロット以外の仕事ができるように

 というマニィの思惑からの処置であるらしい。

 どんどん魔改造の進むCP612を見れば、マニィでなくても多少の危惧は

 感じるかもしれないところではある。


 今回の彼はそのほかマニィの“フィールドワーク”にも借りだされ、

 専門外のめんどくさい仕事を押しつけられる損な役回りの今回。



 ランパスに触れてしまったので軍からは出られない可能性がある。

 と、さる情報筋から既に報告を受けているマニィなのだが

 如月が軍に残ることは渋々ながら承諾せねばならない事情もあるようで

 ランパスとセットで技術研究所や工廠へ配属されるようもくろむ一方

 オペレーターなら最前線に出なくて良いのでは?

 と思ったのが今回の冒頭部分の原因。

 結局、気まぐれで如月を振り回した、以上の効果はなかったようだが

 本人は経験値、として割り切ってそれなりに仕事も覚えた。


 但し、彼が正規パイロットとして配属されることについては、

 彼女が、文字通りに命を懸けて阻止する。と非公式にではあるが

 宣言しているせいもあって、今のところあまり強い意向は出ていない。 


 難民が艦内に入ってくる関係上、自衛のために拳銃を持つことになったが、

 これは元から司令が如月用に用意していたもので

 マニィが許可を出さなかったので、ここまでは艦長が預かっていた。


 地上軍やルビィズの正式拳銃ではなく、警察機関や治安機関捜査員などが

 捜査活動時などに最低限の自衛のために携行するものと同型。

 小型であまり殺傷力は期待できないが10m以内であれば命中率は高く、

 ほぼ経験のない如月でも引き金を引けさえすれば、当てるだけならなんとかなる。


 さらに、民間軍事プロバイダITS社の クサナギ・ロス少尉 としてドームの

 街に降りるときにはアサルトライフルを持っていた。

 これは見かけだけは新共和地上軍標準装備と同型だが、艦船内や重要施設内などで

 保安要員やMPが使うための対暴徒鎮圧用電動ゴム弾仕様で、そもそも実弾は

 撃てない。




Intelligence Technicals Services & co

【軍事情報プロバイダ”ITS“】

主催 エマ・クレスト大佐


 目深にかぶった同色の帽子にサングラス、ダークブルーの戦闘服、同色の

 セミタイトスカートを履いた女傭兵で、やや連邦寄りの傭兵組織、

 ITS(株)のCEOでもある。

 直近の仕事で“しくじった”らしく左腕を吊っている。

 襟についた階級章は大佐。


 ITS(株)は後方部隊も含め約50人の組織、という【設定】。


 マニィがランパスの真意を確認するために現地に赴いた際

 民間軍事会社の指揮官に偽装した姿。

 スカートは普段履いているものの色違いで、異常なまでの伸縮性があり

 以前ジョン・ドゥが指摘した通り、人を殺せる蹴りを放って見せたが

 180度開脚しても、伸びも破けもしなかった。


 部隊章の位置につけるワッペンは骸骨が 

 【Intelligence Technicals Services & co】

 の文字を掴んでいるもので、マニィが結構ノリノリでデザインしたもの。

 ではあるが如月はあまり気に入っていない。


 如月はパーソナルマークを自分で作った、という話を聞いていたので

 ローラにやらせればよかったのに。と思っている。


 ちなみに普段のITSの部隊章は赤のバックに

 【ITS /Namib Independent Tactical Squadron】

 の文字と月桂樹の縁取りだけ。

 特にどこにも掲示はされずに、マニィの自室、デスクの後ろの壁に

 ルビィズのエンブレムと並んで貼られている。


ナミブ通信科 管制班長

ソニア・アジュンワ兵長

 二〇代前半の女性。褐色の肌のショートボブで

 身長は一七〇を越えるアスリート体型。

 ナミブBAバトルアーマー隊の通信管制全体を統轄する。

 通信長の弟子にあたる立ち位置で、アフリカタワー防衛隊から

 通信長と共に特技専に移籍。

 ITS設立後は出撃する際、優先的に担当につく。

 今回の演習時も管制統轄に就いていた。

 女子力もコミュニケーション能力もマニィが舌を巻くほどの強度を持つ。


ナミブ通信科 管制班 ITS専任

レイラ・シャルカウイ上等兵

 アジュンワ兵長と同じく二〇代前半、日に焼けた白人の女性。やや小柄

 ウェーブのかかった髪を後ろで無造作にまとめている。

 普段は多少間延びした喋り方だが、仕事モードに切り替わると喋り方も変わる。

 612が専用機になった時から如月担当の管制官。

 通信長がアジュンワ兵長とセットでアフリカタワーから引き抜いた、逸材の一人。



ウィルソン・ネモ

 何かと如月に噛みつく少年。


 彼をみていると如月は何かしらイライラするようで

 ローラからはセンシティブだ、とさえ言われているが

 昔の自分を見る思いで歯がゆく感じるらしい。

 実際には頭も要領も結構良い方であるようだが、

 立て続けに居住地を追われ母親をなくしたことが

 多少自棄に見える原因だったようだ。



連邦情報軍 ワカバ大尉

 連邦軍で陸海軍を統合した地上軍、空軍機能とロケット打ち上げや

 軌道エレベーターの運用管理を担う航空軌道軍、宇宙ステーションから

 月軌道までを統轄する宇宙軍、その三軍に並ぶ第四軍、各軍からの

 選抜で選ばれるエリート集団でもある情報軍の大尉。


 情報軍所属の若い女性であること以外は不明。

 システムヘッジホッグ2を傭兵団に流したのは彼女らしいが詳細は不明。

 ランパスのことを知っているだけでなく如月との関係も察知しているようで、

 ルビィズやランパスだけで無く如月の動向をも監視していたとみられるが

 詳細は不明。 


 ランパスのみが感知したのだが、如月だけに存在を示唆するのみに留めた。

 適格者だとランパスは言うが、何のことなのかの説明は無い。

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