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「どういうことかと聞かれたら、答えてやるのが筋だろう。世界を恐怖に落とすため――」
青緑がかった長髪の男がスポットライトを浴びながら右の柱から現れる。
「――世界を混乱させるため、悪と混沌の限りを尽くす、ワイルドダークな好敵手」
赤紫がかった短髪の女がスポットライトを浴びながら左の柱から現れる。
「シアン!」
「マゼンタ!」
「ベージュだべー!」
男と女が交互に名乗り、真ん中の柱から全身もふもふのウリボウが現れる。
「「「我らハイロゥ団幹部!」」」
「なんだお前達!突然ラブリーチャーミーな感じの決め台詞で現れて!」
三人の名乗りになぜか怒り出す黒崎先生。
「貴様らを、倒すつもりだ、ポチッとな」
シアンが手元にあるボタンを押すと、柱を中心に回転するように床が動き出す。
「な、なんだ!?」
俺と赤井のいる床はマゼンタと共に左側へ
黒崎先生と銀のいる床はシアンと共に右側へ
黄瀬と桜庭のいる床はベージュと共に奥へ動き、それぞれ透明な壁に覆われた部屋に閉じ込められる。
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