第12話 宿泊行事
それではお楽しみください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
----------------------
俺は今英語の試験が終わり、一息付いている。これで中間試験は終わりだ。やっと解放された……
ちなみに副教科の試験は中間試験では全くない。期末試験だけだ。なのでこれで本当に終わり!
隣の水島さんもさすがにぐったりとしている。
『お疲れ様、水島さん。』
『あ……その…… 東君もお疲れ様です……』
『やっと試験終わったね、でも次は宿泊行事だよ。』
『そ、そうですね…… それじゃあ用事があるので……』
水島さんはそそくさと出て行った。あ、そう言えば今は昼休みになるのか…… とりあえず水島さん作のお弁当を食べて宿泊行事の説明へと向かうか。
俺達の学校は1年生は毎年6月、仲を深めるために1泊2日の宿泊行事を行う。場所は山中湖だ。合宿の定番の所だ。まあ合宿では無いんだけど。
その説明会が今から大ホールである。ちなみに俺達の学校は私立と言うだけあって、1000人収容のホールがある。しかもそれぞれ座席付きだ。普通の学校みたいに体育館に体育座りで聞くわけではないので楽である。
俺は弁当を食べ終わって、早速大ホールへと向かった。ここへ来るのは入学式以来だ。俺達のクラスはDクラスなので中段あたりに席があった。
まあここから1時間弱話を聞いてからクラスでまた話し合いになる。そして暫くして学年主任の方から学年集会と行事説明を兼ねた説明が始まった。
『えーっと、皆さんテストお疲れ様でした。外部進学生にとっては私達の学校のテストは初めてだったので難しい部分が多々あったと思うが、結果は来週のお楽しみにって所ですかね。』
俺達の学校は超進学校だが、普段は緩いなのでありがたい。
『まあテストみたいな嫌な事が終わった後は、来月の宿泊行事になります!山中湖へ行きますが、今年からは富○急にも行こうと思ってます。』
マジかよ!? それは中々良いんじゃないか? でも友達おらんわ……
周りもめちゃくちゃ盛り上がってる、そりゃ学校の行事で修学旅行でもないのに富○急はテンション上がるだろう。
『はーい、静かにしてください!ざっくりとした説明だと1日目は宿舎の近くで昼はバーベキュー、夜はレクリエーションをします。その他は自由時間。2日目に富士急行って夜にこちらまで帰ってくるスケジュールです。
とりあえずクラスに帰ってからしおりを配るので、担任の先生から詳しく説明があります。』
しおりか…… なんか中学や小学を思い出すな。
『まあ全体の説明会で言いたい事は、光蔭高校の名を汚さないように節度ある行動をして欲しいって所です。
男女の部屋の行き来は禁止、まず宿舎を分けています。入り口には先生がいるので諦めてください。
また携帯電話は先生達が朝預かります。返却は富○急に着いた時で緊急連絡用として返却します。それ以外で使っている人を見つけた場合は1週間没収となります。
そして次は設備は丁寧に使いましょう。来た時より綺麗にして帰るのが基本です。
そして富○急では一般のお客様がたくさんいらっしゃいます。一般のお客様の迷惑にならない範囲で楽しんでください。
ざっくりとした所はこんな感じです。』
その後は少しそれぞれの先生からお話しがあって、それぞれのクラスルームへ帰って行った。相変わらず泊先生の時は男子全員が目を覚まして聞いていたのは面白かった。
そしてまたクラスルームで話があった。
『はーい。それじゃあしおりを配布しますね。』
泊先生がしおりを配布して行った。中々良く出来たしおりだ。
『一から説明していきますが、まず決めたい事があります。
えーっと、今回は宿舎以外は全て4人班で行動してもらいます。男子2、女子2になりますね。
なので今から4人班をそれぞれ作ってください!』
不意に陰キャにとっての最大の試練、グループ作りが始まってしまった。
----------------------
星とフォローのほどよろしくお願いします(●´ω`●)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます