第52話 N先生の呼び出し

放課後N先生は私を教務室に呼び出した


「さっきなにされたんだ?」


N先生は味方ってことだよね!?


「スカートをめくられて…」



「あいつなにしてるんだよ!!」

「抱きつかれてただろ?」


やっぱり見られてしまっていた


「どれくらい抱きつかれてた?」



「どれくらいって…時間ですか?」


長くも感じたし短くも感じた


「胸揉まれてなかったか?」


まさかそこまで見られてたなんて…

うなずく私



「あいつは何やってるんだ!学校だぞ!」

「Aは大学の後輩で昔から色々やってたからなー」



「そうだったんですか…」



「わかった。あいつの処分は考える!!」



処分!?って

それって逆恨みされる可能性大じゃないの?


「でも逆恨みされたら…怖いです」



黙り込み考えるN先生  


「しばらく泳がせてみるか」


泳がせるって刑事か何かか!?

でも内心ほっとしていた


これ以上何か起きるなんて

キャパオーバーだった



「ポケベルに連絡するから」



ポケベルなんてものすっかり家に置きっぱなしなことさえ忘れていた

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