第26話 いらないプレゼント

凄い勢いで食べ終わる先生

「シャワー浴びてくるわ 帰るなよ!?」


帰れって言われてもここがどこかもわからない

それにあとが怖くて帰ろうなんて思えなかった


食べ終わって

食器って出前みたいに外に置くのかな?

いや流石にないよねと右往左往



「りょうこー!早く来いよ!」


早くってそんなの無理…

聞こえないフリしてもさらに大声に


「大丈夫ですー!」



「え?なんて?」


シャワーの音で聞こえないのか

ついにはドアを開けて顔をだす先生


「りょうこー!逃げたか笑」



「います…」


「なんだシャワー浴びなくていいんだな」

と言ってたような?

聞き返すこともできないし、もう本当に帰りたかった


シャワーを止める音がすると

ほぼ拭いてない体にバスローブ?


怒らたらどうしようと後退り…


「りょうこちゃんシャワー浴びたくないの?

そのままが良いんだね」


不気味な笑みで近寄ってくる


「そういうことじゃなくて…」


だめだ こんなのに負けたらつけ込まれる

「今日はそういのはしないです!」

頑張って睨みつける



「いいよ。そのままで」


私の気迫なんてサラッと交わされた感じ

そのままベッドに座りまたAVを見始める先生



「りょうこはギャップがいいよな」

言ってる意味が全然わからない


また立ち上がるとカバンを漁り

紙袋を私に渡すと

「りょうこに似合いそうなのみつけたから」

「着替えてきてよ」

「それか着替えさせてあげようか?」



先生の目は笑ってない

死んで欲しい!絶対に負けない!

紙袋を受け取りトイレに逃げる

中身はスケスケのキャミソール?

その時は知らなかったけどベビードールって

やつだった








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る