第24話 AV

「こういうときは甘えていいんだよ」

「逆に恥かかせるなよ」


 

そういうものなのか?よくわからなかった。

「それより何見るかな」



番組をどんどん回しながら

「なにかみたいものある?」


聞いておきながら勝手に選んでいる。



「俺はこれ見たいな」


番組をAVに変える先生。

ルーズソックスを履いてる女子校生が

2人の男の人に挟まれている…



リアルAV

初めて私はAVとういものをみた。

衝撃的過ぎた…


女子校生は嫌がってるけど

喜んでるみたいなやつだった。



気まず過ぎる…

「AVみたことある?」


突然私の顔を覗き込む先生。

「ないですっ」



「ないよな。普通」 


また普通にテレビを見だす先生。


「女子校生ってわりには無理がないか?この子」


そんなこと私に言われても…


「りょうこと変わらないってことだよ?」



そう言われてみれば明らかに高校生ではない。


「これにするか」


女の人が椅子に縛りつけられて

口には猿轡

おもちゃで虐められていた。

 

私には本気で嫌がってるように見えた。



「この方がいいな」

独り言なのか私に言ってるのか…





なんでこんなの2人で見なきゃいけないんだろう。


「あの、この前の…」


「え?」


「録音してあるのってどこにあるんですか?」


「あー家にあるよ。」


全くこちらを向うともしない。


「あれ、消してください」



「…」



聞いてるの?

何も言わない先生。



「N先生」



「ちゃんということ聞けたらって

この前も話したよね?」

「りょうこにはAVは早過ぎたかな(笑)」



ピンポーン



「早かったな」

AVを止めずに取りに行く先生。




「りょうこー!来て!手伝って」



気まずそうな男の店員さんと目があった。

え??歳の差?みたいな顔された気がした。

私の顔と先生のことを交互にみていた。 


先生は全然気がついていない。

やっぱり違和感しかないんだ。

みちゃいけないものみた

って感じに去っていく店員さん。



写真よりも豪華なステーキだった。














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