第10話  委員会

内申点のことが気になり委員会にも入るようにした。


委員会の友達は学校帰り予備校の子が多くて、必然的にひとりで帰ることが多くなっていた。


期末テストも終わり、委員会があった日

裏門を出てすぐ

「〇〇(私の苗字)」

突然話しかけてきたのは車に乗ってるN先生。


学校周辺は度々変質者もでることが多くて

この時間に1人で歩くことは結構怖かった。


「そんな驚かなくても(笑)」

「先生もこれから帰るところだから、駅まで乗せてあげるよ」



「え?でも…」

これって断るべきなのか乗らないといけないのか、正直わからなかった。


「駅までだからいいよ」


「ありがとうございます」


五分くらいだけど長く感じた。  

ちょっとした話をして駅で下ろしてくれた。

こんな偶然がなぜか何回か続いた。





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