第9話  高1

数学が苦手だった私。

塾に行く余裕はうちにはなかったので

予習復習だけでやっていきたかった。

それにはどうしても先生に聞きにいくしかなかった。



N先生は年齢不詳だけど、

やっぱり淡々と授業を進めるけど

たまに笑うこともあって女子校にいそうな先生だった。

K先生とは違うなぁなんて比べてしまっている私がいた。


周りの友達は彼氏ができたり合コンに行ってる子もいた。

K先生と付き合ってみたかったなぁなんて

叶わないことを考えてしまう自分が嫌だった。


N先生は放課後職員室に聞きにいくと

いつも嫌な顔せずちゃんと教えてくれた。


なんとなくつまらなくなって、

気まぐれで第1ボタンを外してみたり

スカートをちょっとだけ短くしてみたりした。

当たり前だけど、N先生は何も変わらない反応。

馬鹿馬鹿しくなってすぐにやめた。






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