TS的魔王討伐話

世界観

 人間なら誰もが十五歳に女神様から授かる〝贈物ギフト〟。

 贈物で、剣術を得たなら、剣を活用した行動に補助効果が発生し強化される。

 魔術なら魔法を活用した行動に、弓術なら弓矢を活用した行動に、錬金術なら錬金する際に、薬術なら調薬する際に、…………。




人物


・A(男)

 弱い父親は家族を守れなかった。その教訓から特訓して強くなるも、武力的な強さを根拠に身勝手を繰り返す。筋肉質で身長高め。好戦的で短気。

 弱いのに何度も立ちふさがった無謀なBが気に入らず、嫌悪する。そんなBがCに好かれる現実が気に入らず、嫉妬する。弱いのに好かれるなんて変だ。俺の方が強いのに、と。


・B(男)

 物語に登場する弱くても立ち向かう勇者に憧れる。我儘で横暴なAを止める為に何度も勇気を振り絞る。最初はAに対して恐怖心を抱くも、Aが手加減している事に気付いてからは、恐怖心は薄らぎ、「悪役の様だ」と思い始める。

 AやCと同い年で幼馴染。贈物で勇者を得る。

 昨年までAの子分に喧嘩で勝てなかったが、勇気を出した際に強くなる贈物で勝利。過去の悪行は許せなくても、見捨てる理由には成らず、幼馴染のDを助けた。

 


・C(女)

 AやBの幼馴染で同い年。贈物で聖女を得る。魔物や魔族に対して有効な聖なる力を有する。聖なる力には傷や病気を治す効力がある。我儘で暴力的なAから守ってくれるBに恋する少女。Dを強姦から助けてから好戦的で短気なDを気に掛けるBが、カッコいいと思いながらも、Bから気遣われるDに嫉妬する。恋心は隠さないが、鈍感なBへ強引には迫らない。悟って欲しい的な感じ。



・D(女)

 十五歳で得た贈物が魔女だったAが性転換した姿。Aと同一人物だが、便宜上分けて扱う。魔女の贈物は、魔術能力の成長度が向上し、筋力などの成長度は低下する。性転換時に身体も激変し、筋肉量や身長が著しく低下した。

 Aの時に従えていた子分たちから「弱いから何されても文句は言えねえなぁ」と襲撃され強姦されそうな時に、Bに助けられる。「助け入らなかった」と刺々しい態度だが、内心では感謝していた。この時に無自覚な恋? をする。その恋はしばらく誰にも気づかれない。

 筋力の低下でAの頃に用いた武器が使えず、座学が苦手な事も影響し、魔法の習得に難航する。武器を振り回したい欲求を満たす為に、遠距離を主とする魔法使いが近距離で用いる魔法武器(魔法で作った重さの無い武器)を優先的に習得した。


・子分たち。

 Aより弱かった事から、子分と言う立場で、Aを後ろ盾に身勝手な言動を行う。

 十五歳で得た贈物が戦闘力を高め、「Dより強い」と認識した結果、見下され続けた鬱憤を解消する為に、Dを襲う。その時、止めに入ったBは勇者の補正で劣勢に。

 強姦未遂という悪事がDの証言で周知されると、子分たちは投獄された。

 Aの子分だった頃は、許容し難い問題行動を、親分のAに止められていたが、その枷が外れたら、犯罪行為を行ってしまった。Aの「弱いから虐げられる」という思想に少なからず影響されている。


・補足

 BとCとDはパーティを組んで、魔王討伐を目指し冒険する。CとBは何となく組んで、Dが心配なBにCが「側に居たら安心じゃない?」と促し、Bから誘われたDは「入ってやる」と強がる。

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