『小さなお話し』 その81

やましん(テンパー)

『巨大ありさんの襲撃』

 これは、フィクションです。とくに、他意はございません。



 ある、夕方のことである。


 ねこママは、開店の準備に忙しい。


 開店してないのに、すでに、はとさぶろとカージンゴが、それぞれ別のソファーに座り込んでいる。


 カージンゴは、やましんさんと、はとさぶろの裏政府監視役であるが、やましんさんは、ひたすら寝ており、はとさぶろは、ここに座り込んで、酔っ払ったままだ。


 いきおい、カージンゴも、入り浸ったままである。


 どちらも、反政府活動をするんじゃないか、と、疑われているが、またく、特段の気配もない。


 カージンゴも、あほらしくなってきていた。


『あいつらが、そんな、大物には、見えないよな。』


 カウンターで、忙しいママの邪魔をする。


『まあ、あなた、楽でいいにゃんこ。ほら、そこどいて。』


『か、かあ〰️〰️〰️。お客様は、大切にしないかあ〰️〰️〰️。』


『まだ、開店前ですにゃ。少し、つけ。はらってください。はとさんは、前払いしてますよ、にゃんこ。』


『裏政府からの給料がはいったら、はらう、かあ〰️〰️〰️❗』


『はいはい。』


 そのときである。


 それは、やってきた。


 天井を半分、突き破って。


 ずばん、ばらばらばらあ〰️〰️〰️〰️〰️〰️😃


 綺麗に固められた天井から、大きな足が付きだした。


 さらに、あの、ぶきみかわゆい頭が❗


『ありさんだあ。かあ〰️〰️〰️〰️〰️〰️。』


『入り口通ってないから、サイズの適正化が、できてないにゃんこ。ぎゃみ〰️〰️〰️‼️引っ掻いてやるにゃ。こらあ〰️〰️〰️❗』


 掃除用のモップで、ねこママは、ありさんを、ひっぱたいた。


 はとさぶろが、突然とびあがり、ありさんの頭をかじった。


 カージンゴも、くちばしでつついたのである。


 そこに、寝ぼけ眼の、やましんが現れた。


 やましんは、それでも、強い。


 ありさんを、むりやり、引きずりおろしたのである。


 おかげで、天井がついに、ぬけたのである。


 やましんの、勝利である。


『ふん、ひとを、ばかに、するんじゃないよお、係長ごときの分際でぇ。ふんふん。思い知ったかあ。』


 やましんは、またまた、部下に嫌がらせされる、いやあな、夢をみていたのだ。



    ・・・・・・・・・・・・・・・



 『こらあ〰️〰️〰️〰️〰️〰️。大事なお店を壊してぇ〰️〰️〰️〰️〰️〰️。修理なさいにゃんこ。』



 穴堀り間違えしたありさんと、その仲間たち、さらに、やましんは、店の修復に無償で駆り出されたのであります。


 やれやれ。


              おしまい


      🐜    🐜    🐜




 


 

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『小さなお話し』 その81 やましん(テンパー) @yamashin-2

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