幼馴染みは俺と寝たいらしい(健全な方)②

「おい、あんまりくっつくなよ…」

「いやだ」

 現在の状況は、年頃の男女がシングルベッドに一緒に寝ているという感じだ。

…………うん、何で?

 まぁ正確にいえば、文月がベッドに寝て俺が床に寝ようとしたら今にも泣き出してしまいそうな顔で怖がっていたから、沸々と罪悪感が出てきて今に至るということだ。

 なお、現在俺は文月に背中を向けて寝ているが、文月はがっつり抱き付いているので、いい匂いと柔らかさで、俺の息子がstand upしそうな件。

 外は変わらず雨で、雷をちょくちょくなっているので仕方ないといえば仕方ないのだが、無意識にやっているので俺の理性がごりごりに削られている。

「……京くん、寝た?」

「………いや、寝てないよ」

あなたのせいで今日は寝れなさそうです。

「今日は本当にごめんね」

「気にするな。困ったときはお互い様だろ。

 怖いものはしょうがない」

「……ありがと」

よし、なんとか少しずつだがなんとか慣れてきたな。

「スー……スー」

 少し時間が経つと後ろから可愛らしい寝息が聞こえてきた。

さっき会話しているときでも眠そうだったからな。

 俺は今日は眠れないかも知れないと思っていたが、襲いかかる睡魔には勝てず、ゆっくり眠りにつくのだった。



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 気がつくと、外は明るくなっており一緒にいた文月もいなくなっていた。

 下から微かに音が聞こえてきているので、一足先に起きて下に降りていったのだろう。

 まだ少し雨が降っているようだが、昨日よりは大分弱くなっているので昨日のデジャブになることはないだろうと確認したところで、俺も下に向かうことにした。











 首の鎖骨辺りを見ると小さく赤くなっていたが、俺は特に気にすることはなかった。






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「あ、おはよう」

「おう。おはよう」

 やっぱりそこには文月がいた。

どうやら朝ごはんを作ってくれていたようだ。

「どうする?もう食べれるけど」

「じゃあ、頂くかな」

 そういって俺は少し早めの、いつもは一緒に食べる事はない幼馴染みとの朝ごはんを楽しむのだった。



「ふぅー。ごちそうさま。美味かったよ」

「ふふっ、お粗末様でした」

「そろそろ準備しないとな」

「ねぇ、それなんだけどさ……」

「ん?」

「今日、久しぶりに一緒に学校行かない?」

 いつもは学校では滅多に関わらないので、こういう提案は珍しい。

 俺もちょうど考えていたので、笑顔で受け入れ、一緒に学校に向かったのだった。






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少し短いですごめんなさいm(_ _)m

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