今私に出来る事～それが婚約破棄しかありません～

第1話 出来る事

婚約者の彼のために私に出来る事と言えば婚約を破棄するという事。

婚約を破棄する事で婚約者である彼も解放されると思うので

それが私に出来る事。

しかし、婚約を破棄したからといって本当にそれでいいのかなって

思うのですけれど、それでも私に出来る事は婚約を破棄するしかないのです。

いざ、婚約者の彼にスマホを使い、ご連絡をすると婚約者の彼は不在で

お電話に出る事もなかった。

どうして出ないのかなって思うのですけれど、私は直接に婚約者である

彼の元へ行こうと思います。

婚約者である彼の家は知っているのです。

私は支度を済ませて家から出るときちんと戸締りをしてから

婚約者の彼の元へ行くのですけれど、道中にいきなり犬に噛まれて

大変な事が起こるのです。

その犬は首輪がついていないので野良犬かなって思うのですけれど、

幸い、そこまで痛くはないのでそのまま婚約者の彼の家へ向かいます。

婚約者である彼の家へ到着すると私はインターホンを押すと知らない

女性が出てくるのです。

しかもその女性は裸体で私は恥ずかしくて目を背けると女性の後ろから

婚約者である彼が出て来たのです。

婚約者の彼も裸体で私には何をしていたのかなってわかりますけれど、

きっと身体的な関係なのでしょう。

それに気付いた私は咄嗟にその場から駆け足で自宅へ帰るのです。

帰ると鍵で扉を開けて中へ入って鍵を閉めると玄関で俯いている

私がいます。

婚約者の彼があんな事をしているなんて思うと本当に

ショックです。

私が俯いていると扉が叩かれる音がするのですけれど、きっと

婚約者の彼だと思います。

扉越しに声が聞こえてくるのですけれど、私はすべて無視してて

どうでも良かった。

心の中で私は婚約を破棄するんだからと言うのですけれど、

当然の事ながら相手には口に出して言ってないので聞こえるわけが

ありません。

私に出来る事とは婚約を破棄するという事なのです。

しかし、婚約を破棄したいのですけれど、勇気がない私は

どうする事も出来ないのでしょうがないのです。

このまま先延ばしにするともっとつらくなるのでどうにかしたいというのは

本当にあります。

実際にどうしたらいいのかなって考えているのです。

そして、数日後。

私は婚約者である彼に婚約を破棄すると彼も了承してくれて

これで心置きなく前に進めます。

私は私で新しい恋愛に向けて今後も頑張ってやっていくのと

次は私自身のために恋愛をして幸せになる事を心の中で

誓うのです。

きっと幸せになって温かい家庭を持ちたいです。