第13話 謎の換気扇




アメリカ生活の4日目、その日から私は仕事に行った。

5人で会社が車二台を用意してくれた。

仕事を終え、大型スーパーに寄って食材を買った。

しかし、こちらのスーパーは、どれもがビックサイズ。

私は、皆んなを招待しようと思いチキンの丸焼きを買った。

皆んなが集まる前にオープンでチキンを温め直していた。

5分位、経っただろうか…

部屋には、煙が…

慌てて換気扇を回した。

ちなみに、こちらの換気扇、オーブンの前にフィルターで煙や臭いを抑えているだけだ。

(外側に換気扇が付いてない。)

そんな事で煙は、止めれない。

みるみる煙は部屋中に…

そして、煙報知器が鳴り出した。


仲間5人とホテルの関係者が集まった。



予定より早い集合時間だった…。


そして通路も煙に覆われた…。


その日、以来、私はオープンを使うのをやめた…。


ちなみにホテルの関係者は、翌日のカーペットの湿気に気づき手でカーペットを触っていた。


まぁ、日本人が、よくするみたいで関係者は何も言わずに首をかしげて去っていった…。


この先三カ月、私は、この国で生きて行けるのか…

イライラがたまらん!

そしてオープンの中に入ってるチキンの丸焼きは、まる焦げになっていた。


今日の招待は中止だよ。

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