第14話 25セントにかけた情熱




私達は、変な趣味を持った。

25セントを収集する事だ。

どう言う事かと言えば、25セントの裏にアメリカの州が描かれている。

2008年までに50州出たそうだが、私達のいたのは、2005年の5月の途中までだったので最後まで集める事は出来なかったが、透明人間を除いて、皆んな競って収集していた。

狙いは会社の自動販売機だ!

同じ持ってる州が有れば、まとめて自動販売機に投入する。

そして、お釣りのボタンを押すと、違う25セントが出てる。

それを永遠に繰り返していたら、アメリカの従業員が不思議そうに見ていた。

「……。」


そして私は、2005年までの全ての州を集めた。

テーブルに全ての州38枚並べて置いていた。

その日は、週一回、部屋掃除の人が来る日だ。

私は、仕事から帰り唖然とした。

25セントが無い。

置き手紙に

【Thank you】


それ、チップじゃないよ…


また、一からやり直しだよ!

イラつく…💢


ちなみにオタクも、州が最後まで集まらず、コインショップで25セントを3ドルで購入していた。

少し、イカれた奴だ…。

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