第四話 転生いたしました。
( ゚д゚)ハッ!
目を覚ました俺は、辺りを見回そうとした。
(首があまり回らないなぁ。赤子だし、仕方ないよなぁ。)
そう思い、見回そうとするのをやめ、天井を見ていた。
(木と藁で天井ができてるのか。俺の世界とは、大違いだな。)
「あら、起きたのね。エンス。」
ドアの開く音と共に女性がやって来た。
綺麗な金髪ロングで、優しそうな顔つきの女性が扉を開けて入ってきた。
(たぶん、俺の母親だな。てか、前世と名前一緒じゃん。)
その後から、やって来た男性に驚いた。
(なんか筋肉が凄い男が居るんですか?まさか俺の父親か?)
色黒で野生的な顔つきで、髭を生やした男性が後に続いて入ってきた。
「やっと起きたのか。エンス。俺とは違ってレーネに似たんだな。」
そう言って父親らしき人物は、ガハハと豪快に笑った。
「もう、貴方そんな大きな声を出したら。エンスが驚くじゃありませんか!」
母親が怒った。だが、あまり怖く感じなかった。
むしろ、可愛く見えた。
「別に良いじゃねーか。エンスも落ち着いてるし、大丈夫だろ。」
(割と大雑把だな。そういえば、この人村長だよね?継いだばかりなのかな?)
「おーい、親父。エンスが目覚めたぞ!」
そう言って父は、振り返った。
「そんなに、大きな声を出さんでも聞こえるわい。エンスが、泣き出したらどうする。」
と、父に比べ小さくしわがれた声を出しながら、老人が入ってきた。
(年老いてるが、眼力の強いお爺さんだな。)
「そうです。貴方は、もう少し声を抑えるべきです!」
母のレーネがそう言うと、父も流石にこえを抑えた。
「すまんな、だが、生まれつき声がでかいんだよぉ。」
「そうじゃな、エルガの声の大きさは昔からじゃの。」
フォフォフォと叔父が言う。
そして、父が勘弁してくれよ。
と言いながら、何か思い出したように言った。
「そういや、エンスの飯の時間じゃねーか?」
そして
「そういえば、そうねぇ。」
そう言って、母は上着を脱ぎ始めた。
(そうだ、俺、赤ん坊だから食事と言ったら
アレしかないよな…)
「ほら、エンスご飯ですよぉ〜。」
(い、嫌だ。俺は吸いたくない。)
そう、理性は言っているが、お腹が空いたという
本能には逆らえず、だんだんと、近づいて行ってしまっていた。
(少しの我慢だ。もう諦めよう。)
そして、エンスは諦めてレーネの乳を吸うのであった。
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後書き
はい、主です。土日を謳歌していました。ゲームって面白いですよね。はい。
さて、今回は、スペースを開けて書いてみました。
こっちのほうが、見やすいと思いましたので勝手ながら変えさせていただきました。
次回は、どうゆう話になるかは未定です。しばらくお待ちください。
最後に応援や評価ありがとうございます。これからも、ネタが尽きない限りのんびりと頑張って行きますのでよろしくお願いします。
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